正社員が辞めないから競争激化、ブラック化。イヤなら抜けてもいいんじゃない?
以前の記事で「正社員は競争しない」と書きましたが、言葉が過ぎました。
みんな、競争しています。問題は「汚い競争」が多いのです。
正社員になれば辞めませんが、競争もしません。だから会社が社員に競争をしかけます。無理なノルマが設定されます。
需要以上に売らなければなりません。しかし、例えば中古車の需要を、営業マンの頑張りで増やせる余地は、わずかなのです。
そして、汚い競争が始まります。預かった車を壊したり。保険で詐欺をしたり。
あいつはノルマを果たすためにここまでやった。負けられない。俺だって、やってやる。そんなこんなで、街路樹まで枯らしてしまうのです。
物体としての商品が存在しない分野、例えば金融商品や広告の仕事だと、うそをつきやすいです。そういったことを管理すべき上司もまた、プレイングマネージャーとして競争に参加しているので管理が杜撰だし、上司が一番うそをつきやすいのです。
真っ当に仕事で競争しようとしても、汚い競争に勝てませんから、みんな汚いゲームに参加するのです。
こうして、職場はブラックになっていくのです。悪いのは会社側ですが「正社員は辞めない」という構造的な問題もあるのです。
汚い競争から抜け出すには、汚いことをしないきれいな職場に行くか、起業するか、です。
そして、私の経験ですが、起業のスキルは、ブラックな職場で「汚い競争に参加せずに仕事する」と速く身につきます。
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