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あなたの給料が上がらないのは「正社員」のせい

日本人の年収は、この30年間、ほぼ上がっていないそうです。私の考えでは「正社員」が、その原因です。

日本の「正社員」は、雇う側は辞めさせられません。辞めるかどうかは「雇われる側」が決めます。実際の中小企業の現場ではそんなこともないのですが、それはひとまずおいておきます。

雇われる側は、せっかく手に入れた「正社員」という身分を手放したくないので辞めません。多少、給料が低くとも、がまんします。

雇う側は、給料を上げなくても辞めないのだから上げません。

雇う側には、もう一つ事情があります。こちらから辞めさせられないということは、定年まで雇うかもしれないのです。給料を上げれば、数十年分のコストアップとなる可能性もありますから、上げられないのです。

問題はこれだけではありません。正社員は競争しません。せずとも辞めさせられないし、がんばって競争しても給料は増えないので。

30年、これが続きました。気づくと、私たちは海外の会社にばかり、お金を払うようになりました。

PCもスマホも、テレビも掃除機ロボも海外製です。日本の音楽や映画を視聴するにも、アップルやアマゾンにお金を払います。

日本の正社員が競争を放棄したので、日本は新しいビジネスを生み出せなくなったのです。日本人のおかねは海外に出ていくばかりで、国内を循環しません。ますます、雇う側は給料を上げられなくなりました。

いくらがんばっても給料は上がらないのだ、と気づいた正社員は「仕事しないおじさん」に退化します。それでも、給料は毎月口座に振り込まれるのです。そのおかねは、どこからやってくるのだろう?

私も「仕事しないおじさん」になりかけましたが、そんな生き方はおもしろくないので、辞めて起業したのです。

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