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きっかけは20分間の壁打ち会!スポーツデータ活用の最先端をいくSportMemeの資金調達の裏側とは?

W fundが創業初期より支援しているSportMemeは、「Beyond シリーズA!VC壁打ち会」に参加したことがきっかけとなりニッセイ・キャピタルより資金調達を実施しました。
今回はSportMeme長野さん、ニッセイ・キャピタル高口さん、W fundパートナー服部、インベストメント・マネージャー高田の4名に話を聞きました。

Beyond シリーズA!VC壁打ち会とは?

これからシリーズA以降の資金調達を目指すスタートアップ向けに、実際にtoC領域でリードVCを務められているキャピタリストに壁打ちする会です。
2022年よりW fund投資先が参加できる企画として、定期的に開催しています。

前回の「Beyond シリーズA!VC壁打ち会」の様子

データを活用したスポーツ選手とチームの評価研究とは?

――SportMemeの事業概要を教えてください。

長野さん:SportMemeではスポーツ選手の評価に関する研究とそれを活用した事業展開をしています。どの選手がどのくらいチームに貢献をしているのか、定量化・可視化した選手個人のデータ分析と、選手同士の相性を定量化するという2つの研究を進めています。これらの研究論文は国内の人工知能学会やICKMSという国際学会でも採択実績があります。
現在は研究データを活用し、選手獲得を効率的に進めることができるようになるようなサービス開発も進めています。

資金調達のきっかけは壁打ち会!

――今回の資金調達活動はどのように進めていきましたか?

長野さん:今回は2022年秋ごろから資金調達活動をしていました。昨年10月にW fund投資先が参加できるVC壁打ち会に参加したことがきっかけで、ニッセイ・キャピタルさんから投資をいただくことになりました。
初めての資金調達はW fundから、2021年1月に単独1社で出資をいただいています。

服部:長野さんは最初にお会いした時から一貫して勉強熱心だなと。お会いする方のバックグラウンドを結構深くまで調べたり、事業や競合領域についてもかなり深く研究されていたり、当たり前のことですがそれをやり続けているのがすごいなと思っています。

高田さん:スポーツ選手の見えないところに光を当てるというニーズはあると確信していたので、次回のラウンドも進めていく流れになりました。服部さんと共に担当させていただき、サポート体制を強化しています。

――高口さんのご経歴について教えてください。

高口さん:新卒でメガバンクに入行、中小企業法人担当を経てスタートアップ専門担当として融資や事業策定支援、ビジネスマッチングなどに従事してきました。2022年9月よりニッセイ・キャピタルに入社し、VCとしてのキャリアをスタートしました。

――SportMemeに興味をもったきっかけを教えてください。

高口さん:今回の壁打ち会に参加したのは、ニッセイ・キャピタルにジョインして2ヶ月のタイミングでした。松尾さん(ニッセイ・キャピタル 投資部長)と一緒にW fund投資先の話を聞いていて、SportMemeの事業と長野さん自身に興味を持ちました。
元々小さい頃から野球、特にペナントレースが好きでデータを見ていて。
趣味ではありますがスポーツデータに触れる中で、日本でのスポーツ事業展開や、スポーツデータの活用はまだまだ難しい印象を持っていましたし、海外展開も時間がかかりそうな印象でした。
一方で長野さんの話を聞いていると、今後取れるデータがさらに増えていくのであれば、データ分析をして活用している会社の可能性はあるなと。
さらに深く話していく中で、選手評価データはローカライズの必要性はほぼなく、全世界共通で進めていける点にも可能性を感じるようになりました。
スポーツデータの解像度が上がっていく中で、SportMemeへの投資を具体的に進めていこうと決めました。
服部さんからの後押しいただいたことや、長野さんが思い描くスポーツデータの世界観を実現することを一緒に進めていきたいと、投資させていただくことができました。

――壁打ち会に参加してみてどうでしたか?

高口さん:投資先は他VCさんから紹介いただくこともあるのですが、お互い構えてしまって踏み込んで話せないケースもありました。
今回の壁打ち会には初めて参加しましたが、壁打ちということもあり、カジュアルに会話させていただき、自分ごと化できてよかったと感じています。
壁打ち会後に長野さんとお話する中で共通点も多く出てきました。同じ方向を向いて事業を大きくしていきたい、サポートしていきたいと思っています。

さらなるデータ活用でスポーツ業界を支えていく

――今後の事業展開について教えてください。

長野さん:今回の資金調達で、バスケットボールとサッカーのデータを購入しました。そのデータを活用し、業界で利用していただけるようなサービスを開発をし、5月にベータ版を公開できるよう進めています。
スポーツ関係者やデータに興味がある方はもちろん、ジェネラルマネージャーやテクニカルディレクターの方とお話ししたいと思っています。
SportMemeの事業が気になった方はぜひこちらまでご連絡いただけると嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。
本記事を読んでW fund投資先向け壁打ち会にご興味をもってくださったVCのみなさまはぜひご連絡いただけますと幸いです。
担当:コミュニティマネージャー 山口かんな

引き続きW fundでは投資先支援活動を強化してまいります!

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