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2020年6月の記事一覧
544:自分のこだわりが強すぎて、お客様の存在を忘れてしまうと商品価値は下がる。 [トップリーダーズSelect]
ゲームメーカーなのに音楽分野でも大きな人気と利益を得ることができているのは、若い頃に音楽業界を経験していた創業者の「音楽に対してのプロ意識」が社内に浸透しているからだった! 自分たちの商品やサービスには、ついつい自分たちの個人的なこだわりを入れてしまいがちですが、本当のプロフェッショナルは自分たちのこだわりよりも「お客様にとってどうか」ということを一番に考えます。 個人的なこだわりが強ければ強いほど、お客様は離れていくのです。自分たちのこだわりは、どのように考えなければな
543:一気に組織改革をするためには、決め事や覚悟の象徴をまず可視化する。 [トップリーダーズSelect]
甲子園から遠ざかっていた弱小の高校野球部に、監督に就任してからわずか3年の間に、甲子園にて3期連続ベスト4の成績を叩き出した名将が、監督就任時に最初に選手たちに指示したことは「2日間のうちに、長靴を買うこと」だった! 組織改革を行うためには、理屈でくどくどと説明するよりも、まずその象徴ともいうべき取り組みを見せ付けることです。「残業をするな」と命じるならば、説明するよりも、定時で容赦なく電気が落ちるようにすればいいのです。 一気に改革するためには、その決め事や覚悟を可視化
542:既得権者に群がるコバンザメにならないことが、環境に変化と成長を生む。 [トップリーダーズSelect]
現職の市長、元教育長、他都市の市長経験者など、並居る行政界の立候補者たちを蹴って、「変化」を求める市民たちがイノベーター的な新人を市長に選んだところ、税収が政令指定都市の中で唯一の5年連続過去最高更新、人口増加率も東京を抜いて21大都市中第1位に躍り出た! 既得権者が既得権を守ろうとするから、その既得権者の周囲にコバンザメのようにそのおこぼれに預かろうとする人たちが群がり、「変化」を嫌って経済を停滞させてしまいます。 既得権にしがみつく既得権者にならない、既得権者に尻尾を
541:飛び込み営業などで必死にセールスをかけるよりも、楽しい発信をするほうが効果が高い。 [トップリーダーズSelect]
自分の得意分野である会社に営業をかけても全く相手にもされなかったタレントが、自分の好きなことをネットで発信し始めたら、どんどんその業界から依頼が寄せられ、その発信物を見せるだけで仕事が簡単に決まるようになった! いまだに飛び込み営業をやらせている会社が多いのは不思議ですが、飛び込み営業をやる会社が良くないのは、なかなか結果が出ないと「じゃあ飛び込み件数をもっと増やそう」と考えて、根本的な改善の意識が芽生えないからです。 辛くてやりたくもないセールスをやるよりも、自分たちが
540:時たま来る貸切の大型団体客よりも、普段使いのお客様のほうが圧倒的に強い時代。 [トップリーダーズSelect]
粗利率が30〜40%ほどある業界では最も注力するカテゴリよりも、粗利率が7〜15%ほどしかない他社は大して見向きもしないカテゴリに最も注力したところ、日本一の売上を誇る圧倒的存在感のある会社へと変貌した! 時々やってくる貸切の団体客の一時的なまとまった大きな売上を狙うようなビジネスの時代は、もうとっくに終わっています。「普段から良いお客様が良い普段使いをする」ような店が圧倒的に勝つ時代です。 「普段使うものは、多少高くても良いものを選ぶ」というのが当たり前の時代になってき
539:お金持ちになりたいならば、ちまちまとした消費を生活の中から捨てる。 [トップリーダーズSelect]
ゴミ収集車に乗って街を走ってみると、お金持ちばかりが住む地域で集められるゴミ、金持ちではない人たちばかりが住む地域で集められるゴミの内容には、こんなにも大きな違いがあった! お金持ちはたくさん買える、庶民はあまり買えない、と思い込んでいる人が多いですが、そんなに収入が多くないはずの家庭からも驚くほどの量のゴミが出て、意外に物凄い量を買い込んでいるものです。 お金を持ちたいと思ったら、まずは小さく多い消費をやめていくことです。これを買わないとやっていられない、という思い込み
538:「売れ続けると、うちがうちではなくなる」という危機感を持つブランディング意識。 [トップリーダーズSelect]
世界中のセレブに愛されているブランドバッグの社長が語るマーケティングと、室町時代から続く日本の老舗和菓子店の社長が語る商品開発には、扱う商品の種類は全く違うのに、全く同じブランディングの精神があった! 新商品や新企画が思いのほかうまくいくと「よし、これをうちの定番にしよう!」と昇格させる人が多いですが、それをずっと繰り返していくことで、自社の定番はたくさん増えていって、何をやっているのかよく分からない会社になっていきます。 売れるのはいいことだけれど、「売れ続けてしまうと