見出し画像

【旅の記憶】ドイツとフランス、信号待ちの違い

いろんな国を訪れると、その国の特色や他の国との違いがよくわかります。大雑把にいうと、場所だけに限ったとして、欧米、アジア、アフリカ、など分けることができます。


大雑把な場所の分類で見ると、違いがはっきりしているので、あまり知らなくてもよくわかる。ぶっちゃけ「行かなくても、なんとなくわかる」んですよね。


日本と比べてどうか。比べることに優劣をつけることには意味はないと思いますが、比べて「違いがある」ということを認識することは大事です。


わたしは今、ヨーロッパに住んでいます。


ヨーロッパなんて、どこも皆同じだろう。そう思うこともあるかと思います。しかし、ヨーロッパにもたくさん国があるように、同じ地域といえども、細かく見ていくと、「やっぱり違うよね」って思うところも多々あります。


大きなカテゴリの中で小さな違いを見つける。


旅をする理由の一つが、この違いを見つけることかもしれません。そのためには、一度、自分も「大きなカテゴリの中」に飛び込んでみることが必要かも。


前置きが長くなりましたが、今回はその細かいところの違いを見ていきたいと思います。どことどこ、何を比べるかというと「ドイツとフランスの、信号待ちの違い」を書きたいと思います。


これ、ちょっと面白いんです。


信号待ち〜日本の場合


みなさんは信号待ち、どうしてますか?ちゃんと信号のルールに従って、行動していますか?


わたしも日本に住んでいる期間が最も長いので、日本のことはよくわかっているつもりです。マナーとか、ルールとかはあるし、比較的、キチンとルールを守って行動しているように思います。


赤から青に変わったら、横断歩道を渡る。


赤信号、無視はいけない。


程度の差はあれど、守っている人の方が多い印象があります。


わたしが注目したいのが、「信号が切り替わるタイミング」です。


例えば今、自分が十字路にいて、見ている信号が赤に変わった時、90度方向の信号は「数秒後には青に変わる」というのは知っていますよね。


数秒ってどれくらい?感覚的には1秒、2秒くらいのイメージがあります。どうでしょうか。割と「直ぐ」変わりますよね。


信号待ち〜ドイツの場合


ドイツの場合はどうかというと、感覚的には「日本と同じ」です。先ほどシミュレーションした、信号切り替わるタイミングは数秒。いや、1秒くらいでしょうか?体感的には「日本より、切り替わりが早い」気がします。


具体的に時間を測ってないので、なんともいえませんが。


切り替わるタイミングが早いし、ドイツはわたしの体感だと「青信号に変わったタイミングのスタートダッシュが肝心」があります。


車を運転していて、信号が青になった瞬間、スタートしないと後ろからクラクション鳴らされることもありますw せっかちなんでしょうか。よくわかりませんが、日本なら、信号が変わって数〜10秒、動かなければ、クラクション鳴らす感じですが、ドイツではそうは行かない。


なんであんなにスタートダッシュ命なのか、疑問は尽きません。


歩行者でも似たような感じ。青信号に変わったら、みんな一気に渡り始める。まぁ、これは日本も同じですけどね。


あと、信号のマナーは割と厳格で、車が来ていないから、赤信号でも渡るとかはほとんど見かけません。青なら渡る、赤なら渡らない。まぁ、そのための信号なのだから、そうするのがルールですからね。


ルール好きのドイツの気質をよく表しているような気がします。


信号待ち〜フランスの場合


フランスに暮らしているわけではありませんが、昨年フランスに行った時に、街の中を散策しました。信号待ちしていた時にちょっと気づいたことがありました。これもちょっと面白い。


信号が切り替わる時間が「長い」ということです。


どういうことかというと、上の例で書いた十字路の話をすると、こちらの信号が赤に変わった時、90度方向の信号が青に変わるのが、10秒〜20秒くらいかかっている感じがあります。


こちらの信号が赤になっているのに、向こうの信号はまだ青に切り替わらない。つまり「赤と赤」の時間が結構長いということです。


これが何を意味するのか?なぜそうなっているのかはわかりません。まぁ、調べていないというのが正直なところです。


フランスの信号が全てこのような感じなのかはよくわかりませんが、比較的大きな街で体験したことなので、多くはそうなのじゃないかな?って思っています。


信号が切り替わるのにタイムラグがある。


これがあるとどうなるでしょうか?直接的な原因かどうかは、わかりませんが、赤信号になっているのに、信号を渡る人が多いということにつながります。


そうなんです。


フランスで体験したのは「赤信号なのに渡る人が多いな」という印象でした。


ルールを守らない気質なのかな?と最初は思いました。でも人の流れをよくみると、信号待ちの時間が日本や、ドイツは違っている。切り替わるまでに「間」がある。


そうなると「間」があるのなら、車が来る時間帯がある。それなら「赤でも、渡っちゃったってもいいよね。」ってなるのはよく分かります。


わたしが一人、信号の前で青になるのを待っている。周りのフランス人は赤なのにどんどん渡っていく。もちろん、これがフランスの全てではないかもしれません。ちゃんと青に変わるまで、待っている人もいるかもしれない。


ルール、マナーはあるかもしれないけれど、それが全世界共通ではないということろが興味深いですよね。別にフランスがダメだとか、日本やドイツがいいとかいうつもりはないんです。


ただ、その国の人が自分達のライフスタイルを確立していて、わたし達がその中に飛び込んだときにギャップって感じるんですね。


まとめ


今回はドイツとフランスの信号待ちの違いを比べてみました。どちらがいいとか、どちらがダメだとかいうつもりはなく、ただ、「違いはあるんだなぁ」ということろが、味わえればいいです。


ただもし海外に行ったときに信号待ちに遭遇した時は、やっぱり「青は渡れ、赤は止まれ」を基本にした方が良いでしょう。


どこか海外の街角で、信号待ちした時は、周りの人の反応を見てみると、細かい国の違いというのが、理解できるかもしれません。


それでは、また。


この記事が参加している募集

スキしてみて

よろしければサポートをお願いします。次の記事の執筆の励みになります!