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モノ「多い少ない」の次は「軽いか、軽くないか」

大体モノを手放して、以前よりもかなり家の中の空間が広がった後はどうしていますか。引き続き、空間を広げる作業をしていますか?


それもいいのですが、ここで少し手放しの手を止めて、今ある少数精鋭のモノたちを振り返ってみませんか。


モノを減らしていくと、身につけるモノも減らしたくなる、そういう傾向はあります。不必要に着けていたアクセサリーや、重ね着、その他もろもろ、数を減らしたくなります。


それはいい。


ただ、それもどこかで「限界」がきてしまうのは、感覚的にわかると思います。もう、減らすモノがない。


そうでしょうか?


考えようによっては、まだまだ「減らせるモノ」はあるんです。


それが「重さ」なんですよね。


ミニマリスト界隈に足を突っ込んだ時に、しばらくしてから気づいたことと、その時に感銘を受けた言葉があります。


「軽さは正義」



そうなんですよね。


ある程度モノが減ったなら、今度は本当に身軽になって生活したい。わたし達は地球の重力下に生きているので、特に何も身につけなくとも「重力」は受けているんですが、感覚としては何も感じていません。


重力を感じるのは何か「重量のあるモノを持った時」ですよね。


では持ち物を点検してみると、重量はどうでしょうか?


闇雲にモノに手を出していると、「重さ」はあんまり気にしませんよね。それよりも、デザインだったり、使い勝手だったり、色だったり。


重さって、結構大事なファクターなのに、その存在を忘れている。


重いものをずーっと身につけて生活していると、実はそれだけで消耗するんですよね。まぁ、何も身につけなくとも、消耗するのはするんですが、それでも、できるだけ負担のないモノを身につけると、消耗も抑えられます。


ということは、疲労もミニマムになるということですよね。


疲労感とだるさ、適度な量だと「心地よい」感じもしますが、行きすぎてしまうと「めちゃくちゃ疲れている」状態になります。


それを防ぐにはどうしたらいいか?もうお分かりだと思いますが、できるだけ身体の負担にならないように、モノを減らすです。


そしてそこからさらに踏み込んで、同じモノでも負担重量を減らすです。これが重要なんですよね。


例えばTシャツが500gだったとしましょう。これを軽量の300gのものに変えたらどうでしょうか?


あまり気にならないよ。と思うかも知れませんが、負担は200g、減っているんです。200gといえば、どれくらいですか?ステーキ1切れ?


まぁ、ステーキはどうでもいいんですけど、つまりそれだけ負担が減るということなんですよね。


わたしたちはそれだけじゃなく、とにかくいろんなものを身につけたり、持ち運んだりしますよね。チリも積もればではないですけど、少しずつ、数gでも、積み上げていくと、gからkg単位へと変わっていきます。


そうなるともう、体力でナンとかできるレベルを超えてきてしまいますよね。それで快適さを失われるなら、なんとかしないと。


だからできるだけ軽いモノを選ぶ、そして丈夫なモノを選ぶ。


軽さを追求すると、それなりに専門的なモノを選ぶことになるので、選球眼というか、モノを見る目が養われるというメリットがあります。


これまでは値段、値札つまりお金を気にしていたかも知れませんが、重量にこだわり出すと、値段や値札にこだわらなくなります。その代わりにそのモノの「スペック」が気になります。


値札を見るより、g(グラム)を見よ!


これも鉄則と言っても過言ではありませんw でも、グラムまで見るということは、そのモノに対して、しっかりと向き合っているということにもなると思います。


服だと、見た目、デザインを見てパッと買ってしまうこともあるかも知れません。そこからもう一歩踏み込んで、例えば「生地は何でできているのかな?」とか「ボタンの数は」とか、「ポケットある?」とか、チェックしたくなるところがたくさん出てきます。


それでいいんですよね。


そうやって色々そのモノのいいところ、自分のフィーリングに合うところを、じっくり探していく。波長が合えば、買う。それでいいわけです。


そうすると、自ずと必要なものだけ買うことにもつながります。


「軽さは正義」


それでは、また。



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