日本に帰りたいのか?
仕事で来ていたドイツ。任期が切れて再び日本に戻ることになりました。約3年の海外生活、得るものもあったし、失ったものもある。得るものは経験。失ったものは時間。まぁ、時間はそれほど問題ではないけれど。
海外生活者の立場からこの数年、いろいろなことを書いてきましたが、あと数か月後には再び日本の住人に戻ります。この場を借りて、すべての人にありがとうを伝えたいと思います。ありがとう。
絶賛帰国に向けてのいろいろな準備をしている最中なのだけど、ここでとあることに気づいた。
日本に帰りたいのか?
きっかけはある人に言われたこの言葉「めがね君、君は日本に帰りたいのか?」です。
どうだろう。
そのときは、とっさに「はい!帰りたいです」って言った。いつかは日本に帰りたいとおもっていたし、その状況になったのだから、このチャンスをのがさずに、日本にもどりたい。
それは偽らざる本心だ。
でもですね。
なぜかそのとき、帰りたいと言ったとき、少し迷った自分がいたことにきづきました。なんでなんだろう?
海外に住むことで、発見したこともあれば苦労したこともある。でも、数年住んでいると、慣れてくるもので「あ~、あるあるだよねぇ」って受け入れれられることも増えてくる。
言葉がわからないので、不自由はするが、逆に必要最低限のコミュ二ケーションをとれれば、生活はできてしまうので、人との関わりを少なくしたい人にとっては快適でもある。
なまじ、言葉が聞こえてしまうと、感情が揺さぶられることもある。
そういう煩わしさが、ここにはない。
住めば都という言い方があるけれど、海外生活を経験すると「どうしても日本じゃなきゃいけない」こともない。
時々、日本に来てリフレッシュするだけでもいいのかもしれない。
仕事が大変だったというのもあるから、その環境を変えたくて日本で少しゆっくりしたい(仕事によっては、日本に戻ってもゆっくりできる環境じゃないのだけれど💦)という気持ちもある。
緊張感がある中で、毎日を暮らしてゆくのはメンタルが削られていたのかもしれない。そういう思いから「帰りたい」と。
あまりまとまりがなくなってしまったけれど、日本に帰りたいか?と問われたら、たぶんこれからも「帰りたい」と答えるだろう。でも、100%かえりたいわけでもない。
海外生活したことで新たな関係、出会いも増えた。そういう人と離れるのは少し寂しい。その関係を断ち切りたくなくて「帰りたくない」とも思う。
結論をいうと「帰りたい半分、帰りたくない半分」というところか。
これが偽らざる本心だ。
それでは、また。
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