見出し画像

会わないだけで、やっぱりいろんな人がいる

来週最終回を迎える、月曜10時ドラマ「転職の魔王様」。

このドラマはタイトル通り、「転職」を通したヒューマンドラマだ。

主人公は、ブラックな広告会社で働き味覚障害を患ってしまった小芝 風花さん演じる未谷 千晴(ひつじたに ちはる)。その後会社を退職し、叔母が経営する転職エージェンシー、シェパードキャリアにキャリアアドバイザーとして転職。

そこで敏腕キャリアアドバイザー、通称「転職の魔王様」と呼ばれる成田 凌さん演じる来栖 嵐(くるす あらし)とともに求職者に寄り添いながら一番良い「転職」の形を探していく。

1話ごとに多様な価値観、仕事観はもちろん、暮らし方、人生観、生き方の求職者が描かれ、その幅の広さに私は「え、そっちの優先度が高いの?」とか「わかる! 仕事にはそれが大事だよね」とか「その考え方はなかったな」と一喜一憂したりしている。

就職活動がうまくいかず、派遣社員として働いていた女性が周りの派遣社員に感化されて「なんでもいいから正社員になりたい」と言った第2話。まだ売れていない漫画家の彼氏のために「暮らしは私が支える。だから、もっと給料をあげたい」と競合企業への転職を考えるバリキャリが登場した第4話。「上司になりたくないんです。ずっと現役で営業をしたいんです」と40歳目前で7回目の転職に臨む不動産営業マンの第6話。


そして毎回思うのが、いかに仕事が人生において大部分を占め、ある意味では人生に食い込んでいるのかということだ。

仕事で何を得たいのか、何を優先したいのか、仕事とプライベートをどう考えているのか、誰と、どんなふうに暮らしているのか。そして、どのように生きていたいのか。

いろんな人がいることも、いろんな考え方があることも知っているのだけど、実際にそういう人に会う機会は、正直あまりない。でも、会わないだけでやっぱりいろんな人がいる。


今日放送された第10話で来栖 嵐が言った一言に多くが集約されているなと私は思う。

転職の正解は人の数だけあります。正解はあなたがたにしかわかりません。

この記事が参加している募集

”終わりよければすべてよし” になれましたか?もし、そうだったら嬉しいなあ。あなたの1日を彩れたサポートは、私の1日を鮮やかにできるよう、大好きな本に使わせていただければと思います。