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気づいたらできることが増えていた

できることが増えたな~と思う。ほんとに。

さっきちょうどInstagramを見ていたら、とあるストーリーが流れてきた。

小学校1年生と3年生の息子さんがいるママさんのアカウント。Instagramでは主に、息子さん2人の可愛い掛け合いや、習い事での様子が投稿されている。

私がさっき見たストーリーに出てきたのは、弟の方、小学1年生の息子さん。画面の奥、廊下のほうから何かを手に持った息子さんがとてとてと近づいてくる。

「お母さん、爪きって」息子さんが言いながら、持ってきたものをお母さんに差し出す。

「いいけど、何持ってきたの?」と、お母さんが手に持ったものを持ち上げると、まさか、持ってきたのはホッチキスだった。

「これはホッチキスで、紙をパチンとするやつだから爪が切れないのよ~😂」で、動画は終わる。間違えて、てへへと照れ笑いする息子さんが可愛くてほっこりする。癒された。

でも、そうだよなあ。ホッチキスと爪切り、似てるよなあ。その2つの違いは、難しいよ。それに爪切りは、まだまだお母さんにお願いしちゃうよね。わかる。自分の身体の末端も末端、数センチしかない爪を切るなんてめちゃめちゃ難しいよ。手元狂ったら、すぐさま病院だよ。

そういえば、私はいつから爪切りが自分でできるようになったんだろう。うんうんと思い出してみても、全然思い出せなかった。とりあえずパチンと爪以外のところを切った思い出はないから病院のお世話にはならなかったと思う。

不思議だ。自転車に乗れたときのことはあんなに鮮明に覚えているのに。いつ、だれと一緒に練習して、どうしたら乗れるようになったとか、かなり思い出せる。なのに、爪切りはいつの間にかできるようになっていた。

できるようになったことが増えたなあと思う。

目に水が入らないようにしていたシャンプーハットを被らなくても頭を洗えるようになった。マッチが擦れるようになった。はめ込むタイプのトイレットペーパーを替えられるようになった。一人で歯医者さんにも行けるようになった。

当たり前のようにできてきてしまったけど、小学1年生の息子さんを見て「お母さんにしてもらわないとできない」とか、「一人じゃ絶対できない」と思っていたことを思い出した。

”終わりよければすべてよし” になれましたか?もし、そうだったら嬉しいなあ。あなたの1日を彩れたサポートは、私の1日を鮮やかにできるよう、大好きな本に使わせていただければと思います。