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「眉唾だね~」を言える機会を狙っています

ことわざとか、四字熟語がスラリと使える人はかっこいい。と、私は思っているから、できればスラリと使いたいと思っている。特に使ってみたいのが、「青天の霹靂」だ。なんだか、すっごいびっくりした! みたいな意味で、それを「青天の霹靂」で表せるのがすごいかっこいい。(かっこよくない?)。


そういえば、最近話した友達が「まゆつばものだね~」と言っていた。

眉唾物と書いて、まゆつばもの、と読む。「眉を唾につける」が、正式なことわざで、意味は「騙されないように用心すること」とか「胡散臭いから騙されないようにすること」らしい。

……知らなかった!!

これまでたまに「眉唾だね」とか「~まゆつばで、~」と、友達との何気ない会話の中で出てきていた。けれど、「……あはは~まゆつばですよね~!!」と知ったかぶりをしていた。

知らない私、がバレるのが恥ずかしかった。

まゆつば、まゆつば。なるほど、そんな言葉があるのか、と思って調べるのを後回しにしていた。

それをさっき調べてみて、そんな意味だったのかと初めて知った。

ところで、なんで「眉を唾につける」が「用心する」という意味になるんだ? 指につけた唾を、眉にビチャッとつける。

……なんか汚い!! しかも、それが用心!?

由来は、江戸時代の人たちが人を化かすと言われていた動物、キツネやタヌキに騙さないよう、「眉毛に唾を塗ったほうがいいよ」という俗言から生まれたらしい。

というのも、キツネやタヌキは人の眉毛の本数を数えることで化けるらしく、眉毛を唾で濡らし固めることで、眉毛の本数が分からなくなり、騙さなくなると信じていたそう。

なるほど。騙されないために、眉毛に唾を塗る。まゆつば。

こうやって意味がわかれば、次の「用心しなきゃいけないね」の会話のときに「眉唾だね」と言えるような気がする。かっこいい私に一歩近づけそうだ。

実は他にも使ってみたいことわざがあって、それは「三つ子の魂百まで」だ。子どものときの癖や経験は、百歳まで続くという意味らしく、今は虎視眈々と使える機会がないか狙っている。

虎視眈々、かっこいいな。

”終わりよければすべてよし” になれましたか?もし、そうだったら嬉しいなあ。あなたの1日を彩れたサポートは、私の1日を鮮やかにできるよう、大好きな本に使わせていただければと思います。