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赤毛のアンシリーズ、宮沢賢治、安房直子の世界が大好きです。柳池に佇み、柏林を歩き、鹿の…

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赤毛のアンシリーズ、宮沢賢治、安房直子の世界が大好きです。柳池に佇み、柏林を歩き、鹿のジャム屋でお手伝いする日々の中で心に浮かんだこと、出会った素敵な出来事、そして野の草や美味しいものについて、心のままに書いてみたいと思います。

最近の記事

赤毛のアンシリーズとハロウィン、そしてグリム童話

もうすぐハロウィンですね。すっかり日本にも定着したように見えるハロウィンですが、もともとは、古代ケルトのサウィン祭とキリスト教の万聖節前夜が融合したものと言われています。アメリカに渡ったアイルランド移民によってアメリカに広まり、アメリカから日本に伝わったのですね。 ハロウィンと言えば、ジャックオーランタンですが、これも、アイルランドでは、「ルタバガ」というカブで作られていました。アメリカではあまりカブは食べず、その代わり、カボチャが沢山穫れたので、カボチャで作るようになった

    • Red Head Festival

      オランダのティルブルフ(Tilburg)で開催されている、”Red Head Festival"の事を初めて知りました。 今年は8月に終わってしまっていて、もう来年のスケジュールも決まっているようです。 世界中のred hair を持つ人たちが集まるお祭りのようで、皆さんが一堂に会した写真はとてもインパクトがあります。 赤毛は、遺伝子変異で起こり、世界に1%しかいないと言われているそうです。(4%という説も) アイルランドやスコットランドに多くいるようですが、不思議で

      • アヴォンリーへの道~ニューファンドランドの歌とガスパイク

        「アヴォンリーへの道」というドラマが大好きで、昔、NHKで放送していた時にいつも観ていました。 赤毛のアンのスピンオフとも言われるこのドラマは、プリンスエドワード島の自然の美しさ、ヴィクトリア時代のカナダの生活の様子など、とにかく映像が素晴らしく、赤毛のアンファンにはたまらないドラマでした。 登場人物の一人、ガス・パイクに惹かれた方も多いのではと思いますが、私もその一人です。 どこから来たのか、自分が誰なのかもわからないという謎の青年、ガス。教育を受けたことのない彼を、

        • 「アンをめぐる人々」読書会を開催しました

          6回目の今日は、「平原の美女タニス」を読みました。 原題は"Tannis of the Flats" タニスはクリー族、フランス人、スコットランド人の混血の美しい少女です。 平原にある唯一の店を経営するその地では裕福であろうタニスの父は、タニスを4年間、町の学校に通わせ、イギリス人と対等の教養を身に着けさせます。 楽しみなど何も無いこの平原に、電信技手として赴任したジェローム・カレーは、帰郷した美しいタニスを見て、軽い気持ちで近づき、楽しい時を過ごすようになりますが、エリ

        赤毛のアンシリーズとハロウィン、そしてグリム童話

          赤毛のアンのお茶会事件とダイアナ

          深読み赤毛のアン 「なぜダイアナのお母さんはあんなに怒ったか?」 考えてみると不思議ではありませんか? いつもは厳しすぎるほどのマリラはと言えば、 「私ならダイアナを叱るべきだと思うね。」から始まって、バーリー夫人批判が止まりません。何故? もしかしたら、ダイアナ達バーリー家は、アイルランド移民だからではないか?という説があります。 当時、スコットランド系長老教会派が主流であったプリンスエドワード島には、アイルランド系移民の大規模な移入があったそうです。 ダイア

          赤毛のアンのお茶会事件とダイアナ

          塗香作りwsに参加しました

          歴史の中で香りがどう使われてきたか、最近そんな興味深いお話を聞く機会が増えています。 先日は、日本の香りについて、仏教伝来から江戸時代までのお話を聞いてきました。 このタイミングで、友人が、塗香作りワークショップを企画してくれるなんて!最近こんな嬉しい事も起こります。 昨日の午後は、和の香りに包まれてよい時を過ごしました。 講師の乙九さんが、沢山のお香の材料を持ってきてくださいました。それを実際に嗅いで、自分でこんな香りを作りたいというイメージを固めてから、その香りに近

          塗香作りwsに参加しました

          アンのお茶会-ラズベリーコーディアル

          山で採ってきたクサイチゴで、コーディアルをつくりました。野生ラズベリーとも言えるこの赤い実を見ていると、アンが楽しみにしていたお茶会で、ダイアナに、いちご水と間違えて、葡萄酒を飲ませてしまい、ダイアナのお母さんの怒りを買ってしまうというお話を思い出します。 二人は、もう一緒に遊んではいけないと言われてしまいますが、最後の別れにと、ダイアナが母親から10分だけ時間をもらってアンと再び永遠の友情を誓い合うのでした。 ここに出てくるbosom freind(腹心の友)という言葉

          アンのお茶会-ラズベリーコーディアル

          赤毛のアンと宮沢賢治

          先日の双子座流星群、きれいに見えましたね! 北風が磨いた夜空を流れる星を、少しでもたくさん見よう、見逃すまいと目を凝らしていました。 私が見れたのは、5つくらいでしたが、目には見えなくとも、本当はもっともっと沢山の星が降り注ぐように流れていたのでしょうね! 私が大好きな、宮沢賢治とアン・シャーリー。この二人も、夜空を見上げて、流れ星を探した事があったでしょうか。きっとあったに違いないと思うのです。 二人の心は、多くの人が気付きもしない素晴らしい世界、もっと不思議で心躍

          赤毛のアンと宮沢賢治