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2024年2月の記録

2月は大学関連の行事が多いのですが、その隙間を縫うようにいろいろなイベントが盛りだくさんで、いつも通り忙しい月でした。この裏で、入試業務3件こなして、MobiSys2024というトップ会議の査読十数本やって、概算要求の申請書を書いてます。時間に余裕のある月は存在するのだろうか・・・


研究室関連

打ち上げ

2月で東京に引っ越してしまう学生も多いとのことで、修論発表会を終えた次の日に、大掃除と2023年度の打ち上げ。2019年に学部生2名からスタートし、毎年増加していき、今では学会最大のこんなグループになりました。

卒論発表

荒川研3人、峯・福嶋研から4名、研究グループ全体で7名が卒論発表を行いました。

修論発表

荒川研6人、峯・福嶋研から3名、研究グループ全体で9名が卒論発表を行いました。発表会は朝9時から夜19時近くまで続き、審査側は結構しんどかったです。来年は更に9人(3時間)増えると思うと、ちょっと破綻しそうです。9名のうち、1名は博士進学です。

博士発表

荒川研から4名の博士が公聴会を行いました。中国からHuangはコロナで入国できず1年半待ち、来日して2年での取得となりました。この半年でIEEE ACCESS 2本と素晴らしい業績です。4月からはうちのラボの助教に加わります。エジプトから来たMarwaは2年の早期取得です。幼い子供2人を母国に置いて1年半、よく頑張ったと思います。この半年はその2人を日本に連れてきててんやわんや楽しそうです。元々Tanta大学のTeaching Assistant職なのですが、帰国したらAssistant Professorになれるそうです。Chenhaoは、修士から日本に来ているため、日本語も堪能で、そつなく研究を進めて卒業です。4月からは中京大のビッグラボでポスドクです。石川さんは、社会人博士として働きながら3年間での取得です。入試も公聴会もオンラインだったため、実はまだ物理的にお会いしたことがありません。毎月ミーティングしていたのですけどね。

博士の会

教員人生で博士を何人輩出できるのかは、1つの楽しみです。もちろん、学部生も修士学生も多く育てていきますが、博士は特別感があります。私がいまだに恩師の先生方と接点があるように、博士たちとは一生のお付き合いをしたいと思ってます。研究室全体で60人とかなった今、あまりゆっくり話すこともできないので、ホームパーティという形で卒業をお祝いしました。日本人は私のみ。チビちゃんたちも混じって、楽しいひと時でした。

講演・イベント

記者会見

被験者実験を円滑に行うためのプラットフォームとして、「学内リサーチコラボレータシステム」というものを構築し、2024年1月から実証試験に入っています。4月からはより多くの先生に使っていただけるように準備しているところですが、日本初の取り組みということで、プレスリリース&記者会見をさせていただきました。

プレスリリース

韓国・釜山大で講演

12月、1月と釜山大学から訪問いただいていたので、2月はこちらから教員4名で釜山大学を訪問させていただきました。代表して、私の方から1時間の講義を学生30名くらいの前でさせていただきました。夏には、学術交流として、釜山大学の学生がこちらに滞在するかもしれません。また、日本で大規模な合宿をしようと、とりあえず80名で宿を押さえました。

夜の懇親会は、とても洒落た韓国料理屋に連れて行っていただいたのですが、前日、大雪の東京で体が冷えすぎたのか原因不明の体調不良に陥ってしまった私は、乾杯のビールがやっとで、食事も前菜だけしか食べられませんでした。せっかくおもてなしいただいたのに申し訳ない。

東大x高知大デジタルメンタルヘルス講座合同シンポジウム講演

JST RISTEXで、労働者の孤立・孤独問題に取り組んでいるところですが、その中で開発したSlack分析システムについて講演させていただく機会がありました。オンラインで250名を超える登録があり、実際に100名以上の方がライブ視聴されていました。

東北大学電気通信研究所共同プロジェクト研究発表

今年から2回目の代表を努めさせていただいている東北大学電気通信研究所共同プロジェクト研究の成果報告のために、弾丸で仙台に行ってきました。かれこれ10年以上、毎年11月に東北に集まり、若手からベテラン前までが最新の研究を紹介し合う共同プロジェクトが続いています。

デジタルウェルビーイングプロジェクト研究会

行動変容の対象行動の1つとして、情報の選択行動に注目した研究課題が、2023年に科研費基盤研究Aに採択されています。情報的健康を提唱されている鳥海先生にも分担に入っていただき、自分が閲覧している情報が情報空間のどの部分を切り取ったものなのか、他人はどんな情報を見ているのかなどを客観視できるようにするにはどうしたらよいのかなどについて研究を進めています。
今回は、全員が集まれる場所と日を調整した結果、松山開催となり、松山の美味しい食事をいただきながら、様々な議論を行いました。

DXシンポジウム「人間中心のデジタル社会をデザインする」

九州大学・データ駆動イノベーション推進本部(通称、DX推進本部)が中心となり、「人間中心のデジタル社会をデザインする」というシンポジウムを企画しました。京都芸術大学教授で、アートディレクター・デザイナーでもある早川先生に基調講演をしていただいた後、学内の様々な分野の研究者によりデジタル社会をテーマとしたパネルセッションが行われました。

九州大学 エネルギーウィーク 2024

毎年開催されているエネルギーウィークの1セッションで、プログラム終了後も続いているCOI研究会のセッションを執り行いました。その中で、情報科学部会からは、JST RISTEX-SOLVEに採択された高取先生・高野先生に、プロジェクトを紹介していただきました。

福岡未踏

AKATSUKI会議

1月末で終わった福岡未踏ですが、統括PMとして、全採択拠点が集まるAKATSUKI会議で、福岡での取り組みについて講演させていただきました。持ち時間わずか8分と非常に短く、たくさんのクリエータを紹介したいもののその時間もなく終わってしまいましたが、福岡はすごく頑張っていると様々な方からお声がけいただき、やった甲斐があるな〜と感じました。

振り返り会

PM・メンターに参加いただき、2023年度の取り組みの良かった点、改善点を洗い出しました。また、2024年度の新たな取り組みについても色々と案を出しました。

夜は打ち上げ。こうした仲間がいることで、福岡は順調に回っているなと実感します。

IPA未踏説明会

九大内でIPA未踏応募に向けた説明会を開催しました。ちかっぱクリエータに認定された3チームも参戦して、プレゼンを披露してくれました。

その他

福田先生古希祝い

2009年に助教として採用いただき、2012年まで在籍し、2019年に戻ってからまたお世話になっている福田先生の古希祝いに参加しました。2020年にご退官されていますが、コロナ禍でできなかった最終講義も行っていただき、先生の昔をしる方々多数参加されていました。

30歳でソフトウェア工学の門をたたき、情報処理学会に入って、16年。あの時拾ってもらって無かったら今の私はないですので、本当に感謝しかありません。相変わらずの飲みっぷりでしたが、これからもお体に気をつけ、げんきに過ごしていただければと思います。

一般社団法人SDGsデジタル社会推進機構の理事会

理事を拝命させていただいている一般社団法人SDGsデジタル社会推進機構の理事会が開催されました。参加企業・自治体は300近くまで順調に増加しています。代表理事青野さん(SBの専務執行役員CHRO)のもとに、著名な理事たちが集まり、私は枡席に座らせていただいています。
 
奇しくも、大学でデジタル社会創造研究部門と、似たような名前の組織にも所属しており、理事の方々の発表や会員企業の取り組みは私に取って非常に勉強になってます。今年は、池田事務局の強力な指揮のもと、初めて交流会、懇親会が執り行われ、とても良い会となりました。森本理事や庄司理事の講演は自治体が抱える課題を明確にしてくれると共に、大学組織も同じだなと考えさせられました。

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