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シーメンスがブロックチェーンで初のデジタル社債を発行

ヨーロッパ最大の電機メーカーのシーメンスは2月15日、ブロックチェーンを利用したユーロ建てのデジタル社債券、総額6,000 万ユーロを1年満期で発行したと発表した。デジタル社債には投資家に直接販売できるなどのブロックチェーンならではのメリットがある。
 
シーメンスのデジタル社債はドイツの電子証券法(Gesetz über elektronische Wertpapiere:eWpG)に基づき発行された。ドイツの電子証券法では企業・団体がブロックチェーンベースのデジタル社債を発行することができるため、中央証券預託機関を介さず、投資家に直接証券を販売できる。また、ブロックチェーン社債を投資家に直接販売することで、紙の証明書と中央清算機関による清算が不要になる。
 
シーメンスは、2021年6月に施行されたドイツの電子証券法に基づき、ドイツ国内で初めてデジタル社債を発行した企業となった。
 
シーメンスの企業財務担当者ピーター・ラスゲブ(Peter Rathgeb)氏は、「証券発行を紙からパブリックブロックチェーンに移行することで、過去に債券を発行したときよりも素早く、効率的に取引を実行できます」とコメントした。
 
さらに、「プロジェクトが成功したおかげで、ドイツのデジタル証券発展にとって重要な足跡を残せた」と述べ、シーメンスは今後も積極的に発展に貢献していくことを示唆した。
 
また、シーメンス最高財務責任者ラルフ・トーマス(Ralf Thomas)氏は、「弊社は革新的な製品と技術でお客様のDX(デジタル変革)を支援し、成功を収めています。弊社は資本市場および証券市場のデジタルソリューション開発におけるパイオニアとなります」と語った。
 
欧州ではブロックチェーンの分野ではまだ包括的な規制がなされていない。EUでは2022年に包括的な仮想通貨規制案MiCAが合意に至り、2023年に発効の予定である。
 
ヨーロッパではシーメンスの他、2022年 11 月、欧州投資銀行(EIB)が、ゴールドマン・サックス・バンク・ヨーロッパ(Goldman Sachs Bank Europe)、サンタンデール銀行( Santander )、ソシエテ・ジェネラル(Société Générale)と提携し、プロジェクト・ビーナス(Project Venus)を立ち上げ、その一環としてユーロ建てのデジタル債券を発行した。なお、このデジタル債券は法定通貨で購入できる。
 
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