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全米16位の銀行シリコンバレー銀行が経営破綻!

全米16位の資産規模のシリコンバレー銀行(Silicon Valley Bank:SVB)は財政難により3月10日経営破綻した。米国連邦預金保険公社(Federal Deposit Insurance Corporation:FDIC)とカリフォルニア州金融保護イノベーション局(California Department of Financial Protection and Innovation:DFPI)は同行を閉鎖し、FDICが管財人となり預金保護を発動した。米国では原則25万ドルまでの預金が保護されるが、預金者の多くが25万ドルを超えていたため、3月12日、米財務省、米連邦準備理事会(FRB)は共同声明を出し、預金を全額保護すると発表した。預金者は3月13日より引き出すことができる。
 
FDICのウェブサイトでは以下のリリースを出した。
「カリフォルニア州サンタクララのシリコンバレー銀行は本日、DFPIがFDICを管財人として指定し、閉鎖された。預金者を保護するため、FDICは国立サンタクララ預金保険銀行 (Deposit Insurance National Bank of Santa Clara:DINB) を設立した。閉鎖と同時に、FDICは管財人として、シリコンバレー銀行の全ての保険付き預金をDINBに移管した。
 
全ての預金者は3月13日まで、保険付き預金の引き出しができる。保険対象外預金者に対して、FDICは来週中に配当を支払う予定である。なお、保険対象外預金の残額について管財人証明書を受け取ることがきる。FDICはシリコンバレー銀行の資産を売却して得た利益を保険対象外預金者の今後の配当金に充てる可能性がある。
 
シリコンバレー銀行はカリフォルニア州とマサチューセッツ州に17の支店を構える。同行の本店と支店はオンライン・バンキングやその他のサービスを含め3月13日に再開され、営業時間は通常通りである。シリコンバレー銀行の公式小切手は引き続き有効である。連邦預金保険法に基づき、預金者が保険付き預金を今後も引き出せるよう、FDICはDINB を立ち上げる。
 
2022 年 12 月 31 日時点で、シリコンバレー銀行の総資産は約2,090億ドル、預金総額は約 1,754億ドルであった。閉鎖時点での保険限度額を超える預金額は未確定である。保険対象外預金の金額については、FDICは銀行および顧客から追加情報を入手した後、確定する。
 
FDICは管財人としてシリコンバレー銀行の全資産を保有し、後日処分する。ローン顧客はこれまで通り返済する必要がある」
https://www.fdic.gov/news/press-releases/2023/pr23016.html
 
3月10日、シリコンバレー銀行の株価は暴落し、ナスダックではストップ安となった。なお、同行が買い手を探しているという噂が広まっている。
 
また、3月8日、暗号通貨企業を中心にサービスを提供するシルバーゲート銀行(Silvergate Bank)の持ち株会社シルバーゲート・キャピタル・コーポレーションは銀行業務を縮小し、預金を全額返還すると発表した。シルバーゲートは暗号通貨関連サービスに注力し大きく成長したが、暗号通貨市場の低迷やFTXの崩壊などにより経営が悪化し、事業継続が困難となった。プレスリリースでは、「最近の業界や規制の動向を踏まえ、銀行業務の縮小と自主精算が最善だと判断した。なお、事業整理および精算計画には預金の全額返済が含まれている」と説明し、銀行業務終了を発表した。
 
ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ(Robert Kiyosaki)氏は、シリコンバレー銀行の破綻とシルバーゲート銀行の自主清算に続き、他の銀行も破綻する可能性があると述べた。
 
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