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塔野陽太って?/塔野陽太

「塔野陽太」は2019年に短歌を始めるに際して、親ではない人からもらった短歌用の名であり、敬愛する芸術家の代表作のアナグラムです。

短歌をちっとも詠んでいない今、名乗る理由はほとんどありません。
ですが、一度は自分の名になった文字列をやはり無下にできず、短歌用からは少しだけ拡張され、文章全般を書くときとインドカレーを食べるときに自称しています。



千葉に生まれ、一時は北海道まで北上しました。人生の青春を定めるとすれば、北海道で演劇に触れながら過ごした6年の日々になると思います。塔野陽太を名乗り始めたのはその内の5年目でした。今は、長く続くだろう朱夏の始まりを、生まれとさほど変わらない緯度と経度の場所で、鼻をほじることと屁をこくことに遠慮しながら、のんびりと過ごしています。

ウィーンガシャン派のメンバーの多くとは北海道で出会いました。今はそれぞれ日本の各地に散っており、簡単に会えるのは、アナコンダにひき氏くらいです。
遠く離れたメンバーの精神をいくらかずつでも集め、塵芥のパッチワークのような団体をかろうじて立ち上げたことは、塔野陽太の久方ぶりの重要な仕事でした。

一見すると創作することを好む人間に思えますが、実のところその限りでもなく、どちらかと言えば、他人に創作させることを好んでいます。
彼らに、「私も同士である。ともに作ろう」と騙るために、自身も創作をすることがあるというのが正確な認識である気がします。



今回は創作物紹介ということで、短歌をいくらか紹介します。
といっても、結社だとか歌会とかそういったものに一切参加したことがない、いわば野良歌人ですので、素人の自称創作人にありがちな、

①当該表現ジャンルにおける基礎的な修練を怠っているため、出来にムラがある、もしくはそもそも成り立っていないことが多く、
②過去の先達が積み上げてきた歴史を知らないため、そのジャンルの現在の問題意識に挑んでおらず、
③同時代の他人の作にも触れていないため、自身の表現方法・内容がいかに凡庸でありふれているかに気づいていない。
④だけど自分が作ったものだーいすき!

という四箇条を見事に満たしています。
ですが、まぁだーいすき!なんで恥を忍んで紹介します。
どうぞよろしくです。




短歌を始めた2019年に、初期衝動で作った中からの42首です。多いですが、一応自選です。
頭数も時間もかかる演劇に比べ、短歌は表現手段として、そして感情の保存先として非常に便利で、当時は大いにのめりこんでいました。
今見返すとどれも、気まずさと後ろめたさと不能感が根底にあるように思います。



一年後自選は一気に少なくなり、五首です。
就活がメインテーマだったころです。



2021年は自選も作っていないので、一首だけ。

みんなから移してもらった口癖で今日も知らない人と話すよ

2022年は本当に数えるほどしか詠んでいません。
ですが、飽きっぽい性格の僕が1年以上続けただけでも快挙です。
ゆるく長く細く付き合っていきたい趣味ですね。





そういえば去年は新社会人1年目のモヤンモヤンを込めた日記をnoteにあげたりしていました。


ウィーンガシャン派立ち上げ前夜に
アナコンダにひき氏と過ごした夜の記憶もnoteに残っていました。




あ、あと塔野陽太オリジナルグッズという、
極めて誰得な代物もありますので、アルコール等で判断能力が欠如している時分に覗きに来ていただければと思います。↓






演劇→短歌→ウィーンガシャン派

ウィーンガシャン派は団体名であり、ジャンル名です。

何をするかはきっともうすぐ決まります。



間に合うんでしょうか。


書き手:塔野陽太
テーマ:自己紹介・それぞれの創作物

●塔野陽太のその他の記事はこちらから



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同一テーマについて、
曜日毎の担当者が記事を繋ぐ
ウィーンガシャン派のリレーブログ。
今週のテーマは『自己紹介・それぞれの創作物』
明日、日曜日は「アナコンダにひき」が更新します。

ウィーンガシャン派は11/20(日)文学フリマ東京35に出店予定です。

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