見出し画像

ビリーについて/ビリー(自宅)

皆様こんにちは。ビリーとは何なのか紹介も無く、唐突にむき出しの自意識が練り込まれたブログを読ませてしまい恐縮です。今週のテーマは自己紹介ということでしたので、普段とは異なる心持ちで綴っていければと思います。

普段:ビリーが何者か明かさない匿名性と、どうせ誰も読んでいないのだという決めつけによる、気が大きくなった状態。スマートフォンで通勤・退勤中に書く。

今回:読者を意識した、余所行きの様子を伺った状態。慇懃無礼気味。連休最終日に、PCで自室にて書く。

仕事の癖が入り込むと、すぐ構造的に書こうとしてしまいます。ASIS/TOBE。PROS/CONS。5W1H。



ビリーの萌芽が生まれたのは、中学の時です。親の影響で初めてビリー・ジョエルを聴きました。人とは違うふうになりたい、そう思っていた自分にとって、洋楽を愛聴しているというステータスは如何ともし難く魅力的でした。と、こう書くと、自分がまるで芯のない、ガワだけ整えたい人間に映ってしまいますが、現に大好きになってしまったのです、ビリー・ジョエル。最初に聴いた『Honesty』を超える音楽体験はいまだ無い気がします。近所のもう潰れた古本屋には中古CDが並び、友達が『ゆず』だ『Mr.children』やらを買っているのを後目に「ニューヨーク52番街」を500円ほどで購入したことを覚えています。


そこからどうも、「人と違うふうになりたい」そして「どうも本当にちょっと違うかもしれない」、「いや、絶望的なまでに普通の感性だ」を往来する、絶望的なまでに普通な感性の葛藤に、ビリー・ジョエルが、ピアノが、音楽が乱入してきまして、このブログを書いている今をもって自己が引き裂かれるような戦いが止む気配はありません。これがビリーを構成する一つ目の断片です。ビリーの音楽に関しては、謎のTwitterアカウント、『the moonymans』をご確認いただけるとよろしいかと思います。

他方、全く性質の異なる話題となってしまいますし、特に面白くもない断片を二つ触れておきます。一つは、ものを捨てられないこと。一つは、想像力が乏しいこと。特に面白くないのでこれはまた今度面白くないことを聞かれたときに話すようにします。自宅がゴミ屋敷のジコチューとでも考えておいてもらえれば大きくは外さないと思います。


これら三つの断片が揃ったとき、「なんか、あーてぃすてぃっくなことがしたいな」となり、それは必然的にしばしば時間芸術、さらに言うと、舞台芸術の体裁を取ることになります。舞台芸術はそのアナログ性が売りのため、紹介できるものは少ないですが、YouTube用に一人芝居として作った作品が上がっておりますのでご査収ください。脚本演出にて、ウィーンガシャン派主宰の塔野が協力してくれました。


【自分の葛藤にしか興味が無く、その葛藤の苦しみを忘れて失ってしまうことが何とも惜しい。記録し、開示し、あまつさえ人の記憶にさえこびり付かせたいが、居酒屋でグチとして吐き出すようなことでは普通すぎてダメだ。かと言って、人があまり摂取しない芸術を進んで摂取することでその芸術の価値を専売特許とし、自らの葛藤の記録とするようなエセはもっといけない。人と違うふうになりたい、そう思うときにアウトプットはマストの条件となる。想像力がなければそのアウトプットが記録され、開示され、あまつさえ人の記憶にこびり付いたかどうかは目の前で確かめないといけない。つまり、時間のシェアの芸術。】


他に、昨年11月に札幌にて一人芝居を上演したのですが、文面として共有できるものが特にありません。強いてあげるとすればあらすじ文です。意味不明だと思った方は、ぜひ次の公演へお越し下さい。半年以内くらいに関東で出来れば良いと考えています。

『あゝ日本のどこかに私を待ってるイボガエル』
脚本 横須賀線(ビリー)
主演 大橋タフマン(ビリー)

ーーーーーーー
【作品と全然関係のないあらすじ】
都内の平凡な中学生ヒロシは、突如として現れた魔法少女ナターシャから世界を救う魔力を与えられる。
しかし、ナターシャは前世でひきわり納豆を侮辱したため知人のジョンのワキ毛が長すぎるという悩みを「サワディー」の一言で
解決することを強いられる。その代償はあまりに大きく、既に島根にはずんだ餅人(ずんだもちびと)の大群が押し寄せていた・・・。

【あらすじ】
山口百恵の名曲に、フッサール的現象学的実存主義思想の要素を加え、山口百恵の名曲要素を抜いた実質フッサール的現象学的実存主義思想演劇!
※飲尿・脱糞シーンは一切含まれておりません。
ーーーーーーー


ビリーは普段から時間のシェアに関わる芸術に、少しでも関与できるような何かを模索しています。その過程で、学生時代に漫才や、舞台芸術と出会ったし、他方、ずっとピアノやギターを好んでいます。この志向は、ビリーを文学フリマに誘ったウィーンガシャン派主宰も知っているでしょう。文学、自分にはそれが何なのかよく分かりません。一般的感覚では、文学は時間のシェアとは距離のあるように思います。この悩ましい矛盾をどうにかこうにかなんとかしようとした結果は下記として、きっと出品されていると思いますので、何卒よろしくお願いします。


・自作の歌
・エッセイ
・旅の思い出

書き手:ビリー(自宅)
テーマ:自己紹介・それぞれの創作物

●ビリーが書いたその他の記事はこちらから

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

同一テーマについて、
曜日毎の担当者が記事を繋ぐ
ウィーンガシャン派のリレーブログ。
今週のテーマは『自己紹介・それぞれの創作物』
明日、水曜日は「べこべ」が更新します。

ウィーンガシャン派は11/20(日)文学フリマ東京35に出店予定です。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?