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CxOヒストリーインタビュー【ハイライト】ライフネット生命保険株式会社 取締役副社長 執行役員 木庭 康宏さん

Widgeがインタビューした記事のハイライトをpickしてお届けするページです。
今回ご紹介するのは、ライフネット生命保険株式会社にて取締役副社長を務める木庭 康宏さん。
中央省庁に身を置く官僚という立場をご経験された後、キャリアチェンジを経て現職へ。その異色のキャリアストーリーを中心に、興味深いお話をお伺いすることができました。

大学を卒業後、厚労省へ入省され、失業者の再就職支援プログラムの企画、起業支援、医学研究分野でヒトゲノム情報取扱いの際のガイドラインの改定や感染症法改正、生活習慣病対策など、多岐にわたる分野において幅広い業務に従事されていた木庭さん。入省6年目に協会けんぽへ出向になったことがキャリアチェンジへの足掛かりになったそうです。

2010年当時は、急速にインターネットサービスやデバイスも進化していた頃でした。厚労省と協会けんぽで、社会保険料の増加や社会保障給付を減らす仕事に関わっていましたが、たまたま当社創業者の出口さんが、「所得が低い若い世代の力になりたい」、「生命保険をわりやすく、安く、便利にしたい」という話をしていて、非常に面白そうだなと思ったのがきっかけです。

何より会社のメッセージが、「子育て世代の保険料を半分にして、安心して子どもを産み育てられる社会をつくりたい」だったので、当時育児休暇を取っていた私にも刺さったんです。とてもタイムリーでしたね。

年間売上が30兆円を超えるといわれる日本国内の生命保険業界。『顧客体験の革新』を目指し、顧客視点に立った明瞭性・契約の簡易化などを武器に、当時オンライン生命保険会社として業界に風穴を開けていたライフネット生命への入社をご決断されました。

ご入社直後から、上場準備のためのキックオフが行われていた同社。企業法務・コンプライアンス担当を経て、コーポレート本部長へ。

人事総務、経理、(保険料などの計算をする)数理部等の担当になったので、いわゆる感情論的な世界と、数字の世界とを、まとめて担当することになったので、だいぶ領域は広がったと感じました。
コーポレート本部全体で「どういったシナジーを効かせていけるか」ということは凄く考えていて、その分とても苦労しましたね。

その後も着実にキャリアップを続けて現在のポジションへご就任されています。コミュニケーションの重要性を意識しながら、新しいものを一からつくり、仕上げて成果を生むということをモチベーションに据えている木庭さん。
数多く手掛けて来られた仕事の中でも、インパクトがあったことについては、

当社がベンチャー投資をしていた会社さんが最近上場したことですね。
あともう一つ挙げるとすると、子会社のライフネットみらい株式会社を作ったことですね。当社は、これまではどちらかというと、保険会社として良い商品・サービスを作ることに軸足を置いてきました。今後一層高まるお客さまのオンライン生保への期待に応えていくためには、多様化するお客さまの不安や課題に対して、適切な商品・サービスを「オンライン上で届ける役割」がより重要になっていくと考えました。

とのこと。

普通の人が普通の生活ができて守られているということが大事だと思っています。その中でも、特に、社会保障や生命保険などの保険の仕組み自体が重要で、社会保障側がしっかりすることで、社会が安定すると思うんです。こういう流れを加速させるために、どんどん貢献していきたい。

コーポレート部門をはじめ、幅広い部門においてご活躍されてきたご経験から、非常に参考になる仕事への取り組み方等について貴重なお話をお聞かせいただきました。

詳しくはこちら(https://media.widge.jp/interview/read/39)をご覧ください。