グラフの使い分けでデータの見え方が変わる?!~電化製品の購買データで学ぶグラフの活用法~
アンケート結果やプレゼンテーション資料、天気予報の気温や湿度の推移など、日常的にグラフを目にする機会は多いのではないでしょうか?
また、グラフは何かの比較や変化を視覚的に伝えることができ、ビジネスやデータ分析の現場でよく使われています。
グラフには折れ線グラフや円グラフなど様々な種類がありますが、グラフそれぞれの特徴を理解し、用途に合わせて使うことで資料のクオリティが向上し、よりお客様にわかりやすい資料、会社の上司が納得できるような資料を作成することができます!
今回は架空の電化製品の購買データを例に、代表的なグラフの特徴やどんなときに使用すれば効果的かをお伝えするので参考にしてください!
折れ線グラフ
折れ線グラフは数量を表す点を線で結んだグラフです。
連続したデータの傾向やパターンを表すことができ、時間によって推移する量を視覚化するのに適しています。
例としては売上高の推移や気温の変動などが挙げられます。
上のグラフでは、各電化製品の月ごとの売上を表しています。
売上高を見ると、3つの家電とも1月の売上が高いことが分かります。
また、1年間を通して見ると、テレビや洗濯機の売上に比べてエアコンの売上が低いことが分かります。
このように、折れ線グラフでは時系列に沿ったデータの特徴を捉えることができます。
棒グラフ
棒グラフは2つ以上の値を比較するときに、棒の長さによってその大小を視覚的に表すことに適しています。
例としては製品ごとの売上比較などが挙げられます。
上のグラフでは、各電化製品の1年間の総売上を表しています。
一目でテレビの売上が多く、エアコンの売上が少ないことが分かるように、棒グラフは数量の比較に適しています。
円グラフ
円グラフは円全体を100%とした時に各カテゴリーごとの比率を扇形で表わし、扇形の大きさで構成する値の大小を比較することができます。
円グラフはアンケート結果の割合を表す時などに使われる他、タイムスケジュールを作成する時にもよく使われます。
上のグラフでは、各電化製品が売上全体の何%を占めているかを表しています。
このように円グラフは全体を100%としたときの各カテゴリの占める比率が視覚的に捉えやすくなります。
複合グラフ
以下の表は電化製品の年間の累計売り上げと各月の売り上げが記載されています。
こういった表の場合、なかなか情報を読み解くには時間が掛かるのではないでしょうか。
それに対して以下のグラフは上記の表を折れ線グラフと棒グラフで表したものです。
このグラフでは各月の売り上げと年間の累計売上の特徴を一目で捉えることができます。
このようにグラフを単一で使用するだけではなく、複合グラフを作成することで、よりデータの特徴が伝わりやすくなる場合もあります。
こういった複合グラフもシーンによる使い分けが重要で、全てのデータを細かくチェックしたい場合は先に紹介した表のように具体的な値を記載したほうが適切な場合もありますし、売り上げ推移のイメージを直感的に伝えたい場合は今回のような複合グラフのほうが伝わりやすいかと思います。
まとめ
今回は電化製品の売上高を例に4つのグラフを作成しました。
同じ売上高のデータを使用しても、グラフの種類によって違った伝え方ができることがわかったのではないでしょうか。
この記事の内容がこれから皆さんが資料作成する時に、どんなグラフが適していて効果的に伝えることができるのかを考えるきっかけになれば幸いです!
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