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ドライソケットになった下顎親知らず抜歯〜前段

この3月、私は下顎の親知らず2本を抜歯してきました。

私はもともと高校の頃から横向きで半分埋まっている親知らずに悩まされてきていました。
定期的に腫れるし、ナッツやもやしなんて食べたらもう詰まる詰まる。。それを舌で取ろうとして舌も痛める。。悪しき親知らず。

でも、その名の通りうちの親は知らないふり、親知らずですね。高校時代は受験もあるし抜きたくても大人になったら抜いたらいいよと。(今思えば抜いた状態で試験にのぞんだほうがマシな結果だったのでは笑)
大学になって、自分で歯医者に行くと地元の歯医者からは抜くことを勧められず諦め。

社会人になり、半分は営業職でもあったので顔の腫れや痛みなどの話に怯えつつ行かず、その後海外に行き、32歳になるまで抜きませんでした。よく耐えたと思うけど、なんかそういうことってありますね。やりたいのにまだやらなくても良いかなみたいな。。

そんな中やってきたこのマスク生活。ネガティブにならず、これまでできなかったことをやろうとまず顔のシミとりレーザー(とても良かった)に始まり、親知らず抜歯に乗り出したわけです。

当方東京都内在住で、近くにある小さめの歯医者では、私のタイプの親知らずは難しいと言われました。
主な理由としてはその歯医者では3DのCT(レントゲンみたいなもの)が撮れないため、親知らず根底近くを走る神経とのかかわりがうまく把握できないからリスクが高いこと。(2Dでみると、親知らず根っこが神経に近いことが見えました。虫歯も見えました。)

ですが、東京〇大病院 口腔外科への紹介状を書いてくれたので、いざ本格的に抜歯を始めることにしました。

私の親知らず抜歯の決め手となった理由は、
①親知らず2本とも、手前の歯が結構ひどい虫歯になっているから早く治療したがいい
②ちゃんとした抜歯はそんなに痛くないという情報
③小顔になるという噂(あくまで噂)

というわけで、早速紹介状をもって東京〇大病院へ。。初診は時間かかりますね。
私の努めるブラック建築事務所では正規の有給などないため、上司が出張でいない日を狙って早朝に。受付開始8時の到着は15分すぎ。既に多くの年配の方が座っている。これは長引くな〜と思いつつ、まあ30分ほどで診察券をゲットし口腔外科へ向かいました。

そこからまた長い大学病院。自分で血圧測定する機械があり、明らかに信憑性のない数値を提出した後、今度はレントゲン撮ってきてと違う階へ。
戻ってきて待つとようやく番号を呼ばれました。

そこでは私をもっと不安にさせることが。
この病院では親知らず抜歯が多いのでしょう。待ち時間に私を退屈させまいと、~誰でもわかる親知らず抜歯~みたいな数枚のプラカード?(メニュー表みたいなやつ)を渡され、これを読んでてくださいと。

しばらくして若い先生がきて、しかも研修中の大学生も連れてきた。
「研修のためのヒアリングをしてもいいですか?」
と言われたので、はい。

「今日はどうされましたか?」
「親知らずの抜歯に。。(今更聞くんですか笑)」

「いつからその症状がありますか」
「えっと。。(高校時代からの歴史を説明するわけ?笑)」

と、いろいろな教科書の例文みたいなやり取りをして、その研修生は満足そうに先生に内容を伝えにいきました。大学病院おもしろい笑

それから先生が始めたのは、親知らず抜歯のための誓約書作成。えっ?ただ抜くのにそんな何枚も契約書みたいの読ませるの。。
そこには親知らずの抜歯のリスクや、処置後のリスクにおける責任事項などが記載。処置前のこの説明もちゃんと受けたかのサインもさせられた。
3DのCTで自分の頭蓋骨を見たのも人生初でした。

「なんか大掛かりで怖いですよね笑 ごめんね怖がらせて。じゃあ予約とりましょ。最短だと3月6日です。そこに設定すれば、次が2週間後の3月19日ですね」

えっ?今日は2月20日でしょ。。しかも平日でまた会社休まないと(;´Д`)大学病院はほんとに予約とるの難しいんでしょうね。でもこういう治療は、設備のすくない町医者じゃほんと大変だとおもいます。
この機会は逃したくなかったため、そこに設定。
てっきりその日に早速抜くかと思ってたので少しがっかりしました。

けどそんなわけで、その日は主に初診料とCT撮影で5000円ほどの会計でした。合計2時間半くらいかかりましたね。

次回はお楽しみの1本目抜歯です。

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