初めて胃カメラやってきた、けど記憶なし!
すごい。胃カメラが終わってこれを書いているのだけど、
全く記憶がなくて、鎮静剤の凄さを体験した日だった。
処置室にベッドごと運ばれて、おお、ナースが四人もいるし、色んな機器があってドラマで見る手術室そのものだ、と少し緊張しかけたら、
メガネを取られ、世界がぼんやりとしたところで
麻酔医の男性が声をかけてきて、これから眠らせるよ、的なことを言っていた気がする。
左うでには心拍数?を測るバンドがつけられ、私の心拍数を数えていて、心臓が動くたびに例のピッていう音が鳴っていた。
いつ麻酔を入れたのか、はっきりとわからないまま
主治医を待つ助手やナース達の会話を聞いていた
数分で、ぼんやりしてきて、でもまだ起きていられるし、ちょっといつもよりリラックスしてるくらいかな、くらいの感じだった。
これ、もう少し待たないと眠るところまでいかないだろうな、と思っていると私の主治医が来た。
入ってきたなり、助手達はみんな、「待ってました」という雰囲気で、
先生もやる気で、さあ、始めようか、的なことを言っているので
???私まだ眠りに落ちてないよ??ちょっと待って??
と思った、その瞬間、
ズドーーーーーーーん
と前頭葉のあたりが重くなって、
目を開けていられなくなって
やっやばい、これ目が回りそうっっ
ってなった
そうして体感5分後、
目を覚ました。
人の声が、、隣の部屋からする、、、手術室って他の部屋につながっているのかな?
あれ、胃カメラもう終わったのかな?さっき先生が入ってきたばかりなのに。
あれ、私さっきは左むきに寝ていたのに
今は右向きになってる。
あれ?
っと思っているとナースに声をかけられた。多分膝のあたりを軽くタッチしてきたと思うけど、よく覚えていない。
ナースが、カーテンを開けた。
ここはすでにリカバリールームだった。
私が聞いていた人の声はリカバリールームにいるナース達の声だったらしい。
なんか、ぼんやりしている時は、これが先生とナースの声で、私の状況について話し合っているのかと思ったけど、全然違った。笑
というか、全く何も覚えていない。
先生が処置室に入ってきてから、すぐ眠りに落ちて、5分くらいしか経ってないような感覚。もちろん口にカメラを入れられた記憶もないし、苦しかった記憶もないし、検査が終わってリカバリールームに運ばれた記憶もない。
全く何も覚えていないし、何の感覚もない。
何なら、薬の影響で、フワフワして気持ちよく、
ちょっと楽しい気分である。
そういえば、薬を入れている最中、少しお腹のあたりから笑いがこみ上げるってほどじゃないけど、ちょっと楽しいな、という気持ちが内臓から広がってくる独特の感じがあった。
薬ってすごいな。
ナースが夫に電話して迎えに来てくれるように伝えてくれた。
待っている間、水とジュースとスナックをくれた。
いろんな管に繋がれている私は、不器用にそのスナックを食べ散らかし、
「あ〜もう終わったんだ〜全然記憶ない〜すごいな〜」なんてぼんやり考えていた。(あと、手渡された退院時の注意マニュアルを読んでいた。ぼんやりした頭でも読みやすい英語とレイアウトだったのでちょっと感動した。)
ナース達は、終始みんな親切で、心のこもった対応をしてくれてありがたかった。NYにきてからというもの、まともな医療体験をしていない私にとっては、信じられないくらいナイスな病院&スタッフでした。実はこの病院は家から歩いてすぐのところに新しくできた病院で、大きくていろんな科が入っているみたい。ランニングする度に工事の様子を見てきたので、完成したときにはずいぶん立派な病院が建ったもんだと感動していた。
今回ここにお世話になるとは思いもせず、でもすごくいい病院だったのでラッキーでした。
英語が聞き取れないことがあって(ほぼわかるんだけど早口すぎる人とかたまに何言ってるかわからない)そうしたら、ZOOM形式の同時通訳まで呼んでくれた。
結局必要なかったからその通訳の人は途中で退出したけど。
特に、NYの歯医者でものすごく苦労した私にとっては、今回の検査は、何だか、意外にもいい体験だった。先生によると、胃カメラで見た感じ何も異常はなかったらしいし、良かった良かった。あとはサンプルを検査して感染や炎症などを調べるって言ってた。
まあ、ストレスからくる症状だったんだろうな。多分。
ニューヨークで学びアーティストとして活動するための資金とさせて頂きます。