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駐妻になって芽生えた主婦としての誇り

私は今上海駐在妻であり、専業主婦だ。

これまでは病院で助産師として働いてきたが、昨年の8月から上海に住み始めて生活は一変した。

これまでは妊婦さんや赤ちゃんのために大義名分を掲げて働いていたけれど、突然家ことや自分を含めた家族のことと真正面から向き合うことになったのだ。

私を支えていた軸がなくなり、何を軸にしたらいいのか分からない状態になった。

仕事がなくなって主婦になった自分を好きになれなかった。



主婦になりたての最初の頃は、多少値段が高くても必要なものは買い、掃除や料理もなんとなく今までやっていた通りにやってみるところから始まった。
何かしら手を動かすことがその当時の私を安心させた。

しかし、上海での生活のリズムができてきて、少しずつ自分の中で主婦像が変化していった。

もっと家事を効率よくやりたい。
もっと料理を美味しく楽しく作りたい。
もっとお金の管理をしっかりして貯金したい。
もっと居心地よく運気の上がる家にしたい。

そんな欲が出てきた。

そうすればそれを目標にしてしまえば方法がどんどん分かってくる。

家事を効率的にするには、日々こまめに掃除すると短い時間で部屋を綺麗が保てる。
毎朝洗濯を回すところから始めて一気に家事をやってしまう。
机が汚れていたらすぐに拭く。
上海の家はシャワールームとトイレと洗面台が一緒なので、水周りは2日に一回は掃除して汚れを溜めない。常に換気する。
シンクやコンロは毎日掃除すればピカピカで料理もしやすい。
美味しい料理を作るにはレシピアプリから情報収集する。
リュウジさんのYouTube見て、簡単に楽しく美味しい料理を作る。
食材の下処理学んで正しく食べる。
毎月何にお金が必要か支出を計算して、毎月の目標貯金額を設定する。
埃りやゴミが溜まると邪気が溜まるなら、こまめに埃りを掃除してゴミ出しする。
日光や風が1番の浄化になるなら、朝一でカーテンと窓を開ける。

色々な情報を収集して、日々自分にできそうなものを取り入れてみた。

毎朝起きてからこうした一連の家事をこなしていきながら、今日はもう少しできそうという時には、壁や鏡を拭いてみたり、冷蔵庫の整理をしてみたり、棚の整頓をやってみたりする。

家事もやってみると案外楽しい。


毎日コツコツとできることをやっていくと、それが習慣になってきた。これをやらないと落ち着かず、一日が始まらないという感じになってきた。

そんな習慣ができて、家が整い心地よい家になってきてから私は、主婦としての自分に誇りを持てるようになってきた。

そして、家のことに真剣に向き合っている自分が好きになった。

誰かのために仕事をしている自分も好きだし、家のことに真剣に向き合っている自分も好きになれた。

毎日家を整えることが今の私の主婦の誇りなのだと胸を張って言える。




毎日家を整えることで自分の心も整うような気がする。私の大切な習慣だ。

そしてこの習慣が土台となった上で、自分がやりたいことである、筋トレやヨガ、語学勉強、noteを書く時間に集中することができる。


駐妻になってはじめて芽生えた主婦としての誇りは私にとって宝物だ。

この主婦としての誇りを持って、この日々の習慣を大切にしていきたい。

#日々の大切な習慣

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