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上海美容室日記 なんか思っていたのと違う

上海に来てから10ヶ月が経った。

その間に私は美容室に4回行った。
4回とも別々のお店に行ったのだが、なかなか思っていたのと違う体験をしている。

今回はその体験をまとめてみようと思う。


初めての美容室 

居心地が良くて驚く

日本を発つ前ギリギリに美容室に行っておいたのだが、そろそろ髪を切りたいという思いが強くなったので、上海に来て4ヶ月目で美容室に挑戦することにした。
上海に来てから初めての美容室だったので、まずは日本語が通じるところを選んだ。
大众点评(中国のアプリ)で美容室を検索して、日本語でもメニューが書いてあり、必要なら日本人美容師が通訳できますと書いてあるところに行くことにした。
そこの日本人の美容師さんにどういう仕上がりにしてほしいかを伝え、担当美容師さんに通訳してもらった。
担当してくれたのは中国人の美容師さんで、必要最低限のことだけを話してくれて黙々とやってくれた。
日本の美容室で、担当する美容師さんと世間話をするのが苦手な私はとても居心地良かった。
もっと中国語で話しかけられると思ったが、そうではなかった。
必要なことは話す、必要なケアをする、に集中していて日本より居心地良かったのには驚いた。
初めての中国でのカラーとカットはそこそこ満足のいく仕上がりだった。


2回目の美容室

開店時間に開いてない

旅行前、私は髪をピンク色にするために美容室を予約した。
予約した10時に行くと、予約したはずのお店が閉まっている。
(あれ?間違えたかな?
どうしよう。キャンセルしようかな。)
と思ってお店の前をうろうろしていたら10:15頃に美容師さんがやって来て、お店を開けた。
今から営業開始してくれるのかなと思い、
「今日このお店で髪を染められるか」と聞いたら、
「好好(いいよいいよ)」と言って、そこから何事もなかったかのように席に案内してくれた。
焦っているのは私だけで、美容師さんは通常通り。

10時に営業開始だからその前からお店にスタッフがいるとは限らない
のだ、10時過ぎにスタッフが来て開くこともあるんだ、ということを学んだ。

理想的なピンク髪色の画像をいくつか持っていって、どうにか中国語を駆使して伝えて、その通りの色にしてくれた。
ちゃんと仕事はしてくれる。

ただブリーチを2回した後、ピンク色を入れる工程で合計7時間かかった
おしりがじわじわ痛くなり、持っていった本は一冊読み終わった。
朝一で行ったのに、帰りはもう夜になった。


3回目の美容室

予想外の工程に驚く

旅行から帰って来た頃にはピンク色はもう色落ちしていて、金髪になっていた。
1ヶ月ほどはその金髪を楽しんでいたのだが、どんどん根本から地毛の黒髪が生えててプリンになってきた。
うーん、このままだとこの髪色でテンションが上がらないと思ったので、全て髪を染め直そうと思った。
しかしせっかくの金髪も勿体無いので何か活かせる方法はないかと、金髪後の髪色のおすすめを調べていたら"バイヤージュカラー"というのを見つけた。
根本は黒色で、グラデーションをつけて毛先は金髪を活かした髪色のこと。
この髪色にしたいと伝えて、黙々と作業をしてくれていたのだが、その過程がこちら。

ええ?
えええ?

大丈夫かこれは?
と笑いながら半分不安な気持ちになりながら写真を撮っていたが、ノリのいい美容室さんは笑いながら、「いい感じいい感じ👍」と言ってきたので信じてみることにした。

仕上がりはこちら!

めっちゃいい感じになっている!
根本から染め直して、毛先はブリーチをさらに2回行っていい感じのバイヤージュカラーができた。
思ってた以上の仕上がりになった。


4回目の美容室

トリートメントし行ったらスカルプケアだった

梅雨時期になり、ブリーチ後の髪がゴワゴワしてきたのでトリートメントをしようと思った。
お馴染みの大众点评で予約しようと思い、トリートメントと書かれた(と思っていた)コースを予約した。
お店に行って出されたのがこちらの機械。

え?なんですかこれは?
と思っていたら、初めて見たこの機械を使って頭皮チェックをし始めた。
急に隣の画面に私の頭皮が映し出された。

え?予約間違えたか?
と思ったが、ちゃんと読んでみたら、スカルプケアとトリートメントのパックと書いてあった。
なるほどこれはスカルプケアという意味だったのかあ、と美容室に来て初めて気付いた。

でももうこれまで思ってたのと違う体験をして来ている私は受容が早い。
まあ今梅雨だしちょうど良かった!というポジティブ思考に切り替えて、スカルプケアを受けた。

トリートメントだけをしに来たはずなのに、スカルプケアされてる私は客観的に見たら何してるんだと思ったが、
シャンプーが終わったらちゃんとトリートメントもしてくれた。
良かったあ、トリートメントもしてくれたあ、と安心した。

ちょっと頭皮がスースーして、髪もサラサラになった。

少々勘違いもあったけれど、結果オーライだった。


なんか思ってたのと違う美容室体験

日本の美容室では、自分の受けたいカラーリングなどのサービスについて予想から外れることはなかなかない。
思っていた通りのサービスを受けることができる。

でも上海の美容室では、思っていたことを伝えるのが難しかったり、コースを読み間違えたり、文化の違いや受けたことないサービスがある。

なんか思ってたのと違うということも多いが、予想以上に仕上がりが良かったり、初めての体験をすることができる。

私はこの体験を一期一会の機会だと思って楽しんでいる。

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