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しりとり俳句

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月石幸・香田ちり・卯月紫乃のしりとり俳句。
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2022年7月の記事一覧

しりとり俳句➉

夏も続けば、俳句も続く、しりとりも続く(笑) 第十回は、7/23~7/31(205~229)全25句。 205. 茉莉花やポストまで五分の散歩    茉莉花(三夏)さ 206. ポプリ入るびいどろの瓶玄関に    びいどろ(三夏)し 207. 人間の話し相手や暑気払    暑気払(三夏)ち 208. 雷鳴やほどけゆきたるクロワッサン     雷鳴(三夏)さ 209. 撒水車指さす坊の手のクルマ    撒水車(三夏)し 210. 巻鮨にピカチュウの顔捕らわるる  

しりとり俳句⑨

今週のしりとり俳句です。 今回もしっかり サスペンス句あります。 そして、暑くなってきたせいか、 水に関する句が多かった気がします。 では、どうぞ。 第九回は、7/18~7/23(190~204)全15句。 190. 掘出し物のギヤマンへ注ぎたり    ギヤマン(三夏)さ 191. 他流試合静寂の間の汗みづく    汗みづく(三夏)し 192. 作り滝最後に小さき苔をのせ    作り滝(三夏)ち 193. のせられて列に加はる田植歌    田植歌(仲夏)さ

しりとり俳句⑧

しっかりと続いています(笑)しりとり俳句♪ おお!早いもので今日でちょうど二か月です! 第八回は、7/10~7/18(166~189)全24句。 166. 一夜酒十年ゐても慣れぬ街    一夜酒(三夏)さ 167. 町医者の目尻の皺やクレマチス    クレマチス(晩夏)し 168. 地図に星印をつけて初浴衣    初浴衣(三夏)ち 169. 片蔭へ置きし長靴はや日向    片蔭(晩夏)さ 170. 菜種梅雨キミに差し出す蒼き傘    菜種梅雨(晩春)し 171.

しりとり俳句⑦

相変わらず、しっかりと続いております、しりとり俳句。 第七回は、7/2~7/10(142~165)全24句。 144. 呼んでも来ない犬がいて大西日    大西日(晩夏)さ 144. ジビエ肉鼻腔刺激のビヤホール    ビヤホール(三夏)し 144. ホールよりどっと出てくる蒸暑し    蒸暑し(晩夏)ち 145. 辻ごとに色変わりゆくあぢさゐよ    あぢさゐ(仲夏)さ 146. 伊予柑や段々畑の日の暮れに    伊予柑(サン春)し 147

しりとり俳句⑥

今週のしりとり俳句のまとめです。 相変わらず サスペンス句が入っていますが、 今回の個人的ハイライトは 夕飯・おつまみ句です。 どうぞ召し上がれ〜 第六回は、6/26~7/2(122~141)全20句。 122. 湿原や番の鶴の恋のうた    鶴(三冬)し 123. 疑いのまなざし細し雨蛙    雨蛙(三夏)ち 124. Lの刺繍のハンカチや夜の辻    ハンカチ(三夏)さ 125. 辻褄の合はぬ言い訳サングラス    サングラス(晩夏)し 1