しりとり俳句⑧
しっかりと続いています(笑)しりとり俳句♪
おお!早いもので今日でちょうど二か月です!
第八回は、7/10~7/18(166~189)全24句。
166. 一夜酒十年ゐても慣れぬ街
一夜酒(三夏)さ
167. 町医者の目尻の皺やクレマチス
クレマチス(晩夏)し
168. 地図に星印をつけて初浴衣
初浴衣(三夏)ち
169. 片蔭へ置きし長靴はや日向
片蔭(晩夏)さ
170. 菜種梅雨キミに差し出す蒼き傘
菜種梅雨(晩春)し
171. 風入るる白き着物の小花柄
風入る(晩夏)ち
172. 硝子箱抑へし腕の細きかな
硝子箱(三夏)さ
173. 金葎ひょいと出づるは三毛の猫
金葎(晩夏)し
174. 猫の背をもむ猫の手や夕端居
夕端居(三夏)ち
175. 椎落葉掃けば猫の跳びつきぬ
椎落葉(初夏)さ
176. 絹さやの艶は肉じゃが娘へと
絹莢(初夏)し
177. べとべとの手と手とソフトクリームと
ソフトクリーム(三夏)ち
178. 無糖コーヒーはしづかに夜釣人
夜釣人(三夏)さ
179. 単足袋そそと柄杓を置きにけり
単足袋(三夏)し
180. 緑陰やあひづちやはき人とゐて
緑陰(三夏)ち
181. ゐてほしき人はをらねど遠花火
遠花火(晩夏)さ
182. なびやかなサマードレスのお嬢さん
サマードレス(晩夏)し
183. 賛成派反対派みな冷房へ
冷房(三夏)ち
184. 植田なり下校の子らの笑ひ声
植田(仲夏)さ
185. 声高の慈悲心鳥や一人旅
慈悲心鳥(三夏)し
186. 旅支度もたもたしたる巣立鳥
巣立鳥(初夏)ち
187. 鳥の日や公民館の軒長し
鳥の日(初夏)さ
188. がしゃがしゃとブリキの玩具夕焼雲
夕焼雲(晩夏)し
189. 雲はまんまるもりもり山登り
山登り(晩夏)ち
・・・・・
今回は猫シリーズ・鳥シリーズがあります♪
私自身の感想としては回を重ねるごとにやっぱり変化を感じます。
いよいよ夏休みが始まる我が家ですが、暦の上ではもう立秋が迫っています。(2022年は8月7日)
夏の季語にまだまだ触れられていないことに急に焦りだし(笑)、これまでは回って来たしりとりの二文字から始まる言葉を連想して、それに付ける季語を選んでいたのですが、それだと天文や時候の季語に偏りがちになるかもと思い、ずばり、しりとり二文字から始まる季語を探すことにしました。
あるかな?と思うものでもこれが意外とあるんだなぁ(笑)。それが行事(祭りなど)の季語だとお手上げなのですが(笑)。
そして、紫乃さん・ちりさんの選ぶ季語も初めて知る季語ばかりで、一人では発見できない季語との出会いはうれしいです。これもしりとり俳句の醍醐味ですね♪
まだまだ続いていきます♪
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