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私の知ったVRの世界は才能に溢れてて、無限大の可能性を感じるものでした。私がVRCで約700時間遊んで感じたこと。

VRchatというゲームを今年の1月に何気なく始めたら、とんでもなくハマった。VRゴーグルをつけての没入感もそうなんだけど、そのゲーム内で大人が本気の遊びをしていることを知ってめちゃくちゃ刺激を受けた。

1ユーザーとして感じたことを少しばかり、文字にしてみたいと思ったのでしてみます。あくまで1個人の感じたこととして読んでもらえるとうれしいです。


物凄い芸術的なワールド(仮想空間)を作る人や、クオリティの高いアバターや服、小物を作る人たちももちろん凄いんだけども、それ以上に自分の才能をVRの空間(メタバース)で発揮している人たちがいた。

日本人のコミュニティがいくつかあって、個々での友達同士の繋がりもあれば、イベントを開いたりしている人もいる。
音楽系イベント(DJやダンス)、趣味のイベント、個々の誕生日会、技術の情報交換会などなど、いろいろと参加してみて知ったんだけども
人を集める力がある人がいて、楽しい空間を作り出している人たちがいて
多くの人と楽しく体を動かすイベントを主催する人、
思い出にひたる時間や空間をつくる主催する力の持ち主、
自分の持っている能力を、他の人に無償で伝えていくひとたち。
そういう人たちが活躍している場がVRCの中であった。

自分の得意や強みがリアルではなかなか埋もれてしまうけども、VRCの中ではかなり生き生きしている人たちもまた多いのではないんじゃないかな。もちろん元々得意でリアルで既に活躍している人がさらに活躍、という方も出会う。
もしくは、VRCで高い能力の人達と出会ってそこに引っ張られたり、今までツール(道具や機会)がなくてやらなかったことをVRCをきっかけにやってみることになって、思わぬ才能を開花した人もいたんじゃないかな。

しかもそれを、ただただ楽しくてやっている人たちがほとんどということが驚き(たまたま?)。損得のない世界のような。
皆が皆、最初から将来に役に立てるため!とか、ビジネスに!お金に!っていう人たちではないような気がしていて、それがなにより心地よくて楽しい。心から楽しんでいる人たちの空間。

それってめちゃくちゃ凄い世界感だと感じるのは、私だけでしょうか。

なんでも、くだらないことでも、全力で"遊び"をする人達。最高すぎます。

その全力で楽しんだ時間や人との出会いで得たものってどんな形になるかはわからないけども、今後絶対活きていくんじゃないかなって思ってます。これは私の過去の一経験談でしかないけども、そう感じます。私は20年前から楽しんでいたことが、今、仕事でもプライベートでも活きています。


実は私は、最初は日本人の集まりを知らず、英会話には使えるゲームだなぁと思っていたけども、ツイッターで日本人向けのチュートリアルワールドをみつけてお友達と繋がって半年が経ち、トラステッドユーザーになり、700時間以上遊んだことでいろんなことがみえてきたわけで。

もちろん、人と人の関わりがあるゲームだから傷つくことも悲しくなることも寂しくなることもある。それはどうしても仕方がない。それはリアルでも変わらないところではある事実だけども、VRで遊ぶことの良い事、活かせる事、可能性が溢れてると思っている。この感覚はやってみないとわからない、文字だけじゃなかなか伝わらないのがもどかしいなぁ。

私の感性が高ぶったり、ものすごい感覚を味わえたのも、人の繋がり、繋がってくれた人たちのおかげだなぁと思う。その場に居合わせられたこと。リアルに生きてたら一生わからなかった、知らなかった世界だった。PC、ゲーム、ネットが好きでよかった。そう思えた瞬間でした。

そんな私はVRでは白いくまをしているんだけども、白いくまのおかげでお調子もんになれてます。実は、リアルで生活していて調子にのることが許されなかった、馬鹿にされた時期があった。なんだかようやくそのトラウマから脱出できるような、ありのままの自分でいれる空間です。リアルだと、これやろう!と怖くて提案もできないものも周りにいる人のおかげでできています。うれしい。ありがとう。


私の出会った凄い才能をもっているなぁと感じた人。
司会進行がうまいひと
企画をするのが上手い人
盛り上げるのがうまい人
声がいい人
自分の知っていることを伝授するのが上手い人
お話しするのが上手な人
自分の見せ方が上手い人
振る舞いが可愛い人
笑いをとるのがうまい人
つっこみが上手い人
写真を撮るのが上手い人
歌がうまい人
さくっといろんなことをぱぱっとできる人
良いワールドを拡散するは拡散能力のある人だし、そのワールドを楽しむ人たちもまた楽しめる才能があって。
オリジナルの3Dモデル・キャラクターを生み出すことも凄いし、それをまたひとつのアバターを改変したりしてそのキャラクターを大事に愛せる人もまた素敵だと感じる。
どんどん広げていく人もまた才能。


リアルで生活していたらなかなか出会わない、キャラの違いやいろんな分野の人たちがいるのだけども、性別も年齢も容姿も関係ない世界だからこそ活かせた才能もあるだろうとも思うわけで。

あと、自分の欲求を満たせる環境もあると思っている。
例えば、自分の持っている技術や情報を誰かに伝えたい教えたい(他の人たちのために役に立ちたい)っていう欲求ってあると思うのだけども、それを満たしてくれる場があるし、試行錯誤とチャレンジができる場もあるし、困った時に助けられやすいし。いい循環だと思うなぁ。

人に甘えられる場所、居場所って思えるつながり、自分を認めてもらえる場所、
これでいいって思える場所。リアルよりも手軽に参加できるイベントがあったり、誰かに感動を受け、そして誰かに感動を届けられる、楽しいを共有できる。いいね!って言われやすい空間。可愛い、綺麗、凄い、感動が身近にある感覚。アバターだからさ、鏡みながら私可愛い!って言ってもひかれないで許される、いやむしろ「私の方が可愛いし!」なんて平和な時間が流れるし。それが成り立つ世界観。

無限すぎる。


この世の中、SNSでの不快感がある発言や投稿、足を引っ張りあったり、大事なことを見落としているよなぁと思う人たちも見かけて、悲しいこともたくさんあるけども、

美しいって思える人の繋がりがまだあるって思わせる世界だって思った。

頭の上にりんごがのっている白いくまを見かけたら、きっとそれは私です。

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