私が、発達障害ですと宣言することで

発達障害ですということですべての思考を停止する

相手に理解を強制的に求め、自分が楽をするためだ。


っていう一面もあるけどそれだけ聞くと、反対派のように聞こえるよね。


私は、発達障害のよくいる、グレータイプといわれる人。
検査してもグレーな得点。


知っておかなければいけないのは、他の人よりもストレスを感じやすいってこと。
発達障害です、と宣言するのはただそれだけ。

だから、人一倍ストレス発散方法を知らなきゃいけないし
人一倍自分のことを理解しなければいけない。

人一倍、工夫をしなければいけないと考えてる。

自分がどんな状況が苦手なのか、自分がどんなことでそんな奇妙な言動をとっちゃうのか。

まわりからはよーく誤解される。

咄嗟な出来事に弱くて、頭フリーズしてたら
周りからはプライドが高くて、傷つけられてイラっとしてるとか言われるし。
固まって何も言えなくなっていることをみて、「失礼だ」とか思われるし。

だからせめて、自分のことをよく理解している人と一緒に過ごしたいと思ってしまうわけで。

咄嗟な出来事、どんだけ考えても
どんなに対策してもなかなか対処できないんだもん。

時間が必要だから、時間を置くしかないし
誤解されたら、誤解を解くしかないし。理解されるかは別としても。

「自分は発達障害だからこれくらい許してよね!」と振りかざすのは違うと思う。

私は職場で随分、許してもらっている。
仕事中、周囲の音とか、声にすごく敏感に反応しちゃうから(感覚過敏)
イヤホンで音楽聞きながら、書類作業をしている。

できるなら、1人でいられる部屋で。

体幹が昔から弱くて、いい姿勢を維持しにくい。
(よく小学校の頃、椅子をがたがたゆらゆらさせて怒られてたタイプ)
肩こりもすごいし。

去年は、体幹鍛えて筋トレとかして、改善はしてたものの
やっぱりずっと座っている作業はつらい。
仕事柄、どうしても座っていることが多いから。

本当は、姿勢よく、素敵な姿勢で仕事ができたら
周りからも良く思われるし、かっこよいと思っている。

かっこつけられないのも、また悔しいわけで。
だって、かっこつけないと、「社会人としてどうなの」なんて言われちゃうから。


うつがひどくなったときには、早退をしたり、遅刻したりした。
そうしないと、自分が長く仕事ができないから。
でもそれは、旗からしたら「どんだけパートだとしても社会人としてどうなの」って思われること。

私からしたら、「自分を保つ術」なんだけどもね。
だって、ふさわしい社会人像もわかってるわけだし、どちらかといったら
かっこつけていたいし。
でもそれを優先することで、かなりしんどい。
仕事中心の生活になってしまう。

うつになったとき、仕事に行くことが必死で
プライベートな時間に何もできなくなってしまう。休日も動けなってしまう。
仕事は何とか頑張れたとしても。

それって何のために生きているかわからなくなってしまうよ。
だから、かっこつけた、社会人像をやめて、まわりからどう思われようと
自分を優先した。

もちろん、仕事に支障がでない範囲で早退と遅刻はしている。
どうしても無理な時だけは年に1~2回くらいあったけど
書類の提出の期日だけは守っている。

でもやっぱり、時々自分がそういう傾向があることを忘れることがある。
調子よくてスムーズに進んでいる時。ストレスがなく。


あまり傾向がない人は、ストレス負荷が少ない分、
他のことに気を回せるし、(例えば他者に気遣いをすることとか)
もっと自己実現したいことをどんどん行って行けるし


これまで失敗体験が多くて、傷ついてきたことももしかしたら人一倍多いんじゃないかと思っている。
だから、自分を守るために必死になることだってある。


人並みにできたら、と
幻想を抱くし、理想を抱く。


でも最近は理想を抱くことをやめてきている自分がいる。

自分は何か輝くものがあると思っている。そう思わせてくれたのは、私の周囲にいる、出会ってきた人たちのおかげ。

それが輝けなくて、どうしたらいいんだともがいていたけども
最近はもう、いいやって思っていて、それは決してネガティブな感情じゃなく。

それを発揮できないのも、それもまた自分であって

自分のパワーやエネルギーって自分が思ってるほど多くないことをしって。
もし大きかったら、あれもできて、これもできたでしょう?って。

だから身の丈に合った生活をしようって、選ぼうって思って。


そう思えたのも、発達障害の傾向があることがわかったことが大きかった。

そのことでずいぶんと自分の理解をしやすくなったし
自分が、なんでそんな不可解な言動をしてしまうのかも理解できて、説明できるようになった。

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