白鳥|公務員ライター@青森

青森県で公務員をしながら、一般社団法人EDIT青森を設立。兼業の許可を得て編集ギルド「…

白鳥|公務員ライター@青森

青森県で公務員をしながら、一般社団法人EDIT青森を設立。兼業の許可を得て編集ギルド「あおもり地域編集会議」の事務局をしています。元新聞記者。移住や地域おこし協力隊関係のワーク運営なども請け負えます。

最近の記事

ライターの文章は「カオナシ」?

「地域の編集者」養成講座#4の最後のあたりで講師の方から出た言葉がこちら。「自分の本来の文章って、どういうものか分からない」。 書き方の引き出しが増えるほどに、自分本来の文章が分からなくなっていくのはなぜか、という考察。 媒体の色彩というもの多種多様な情報に溢れるなかで、最近たまに見かける「おじさん構文」や「進次郎構文」のような、「その人たちっぽい」文体が、それぞれのメディアごとにある。 私が慣れ親しんだ書き方は三人称で、極力主観を伴わない(何を書くかの選別では主観が出

    • プロフィールを掘り下げてみる

      早速更新が滞ってきたので、自らを戒める意味でも手を動かしてみます。今日は見出し画像と目次をつける練習を兼ねて。noteのバッジを見ると、プロフィールを書いたほうが良さそうなので、今回はそちらを。 兼業が認められたのが2021年10月で、まだお金をもらっての執筆は少ないです。新聞社退社後も書いていますので、その実績をいくつか抜粋で後述します。 2022年7月追記 最近はクラウドファンディングに関するお仕事、プレスリリースとの合わせ技の相談が増えていますが、平均すると大体20

      • てすとてすと これはTwitterみたいなもんでしょうか?

        • 「のこす」ことへの執念ー後編ー

          「のこす」は「残す」「遺す」の両表記がある。当初は前者の「残す」ことを主眼に置いていた記者人生に一つの転機が起こった。よくある話だが、2011年3月11日、東日本大震災。発災から数か月後に、被災地を訪ね取材する機会があった。 のこっていない。痕跡はある。だが何の痕跡かまではわからない。満面の笑みを浮かべるカップルの写真に、子供たちが遊んだであろう野球のボールに、片足だけの小さな長靴に。その持ち主が生きているかどうかも紐づいていない、千切れてしまった痕跡の数々。 そこに生き

        ライターの文章は「カオナシ」?

          「のこす」ことへの執念ー前編ー

          さて、前回は初投稿だったのでガチガチに肩に力を入れて書いてみた。我ながら笑える強ばった文章だったので、今回は少し力を抜いて書いてみたい。と言ってる割りにはのっぴきならないタイトルなので、身構える方もいるかも知れない。なるべく悲壮感なく書くように努めるので、まぁ少し付き合ってくださいな。 新聞記者という仕事に新卒で就いた私だが、元々特に文章を書くことが好きだったわけでも、社会正義などに関心が強かったわけではない。 フィールドワークもどちらかというと苦手。課されたお題の意図も

          「のこす」ことへの執念ー前編ー

          遅ればせながらデビュー

          諸人もすなるnoteといふものを、我もしてみむとて、するなり。 土佐日記の冒頭風に書いてみたものの、おそらく同じことをされてる先達がいるはず。検索をするまでもない。人間が考える大体のことは、時期の違いこそあれど、あまり変わらないものだと思っている。 冒頭の駄文ですでに呆れられた方もいると思うが、最初の投稿のハードルの高さというものを感じられる機会は滅多にない。 星の数ほどある投稿の一つとはいえ、これから自分が投稿し続けるであろう(小さいながらも)メディアの全体コンセプト

          遅ればせながらデビュー