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38歳45日間転職活動奮闘記

こんにちは。つい12月中旬までキャリア迷子だった38歳男です。

昨年末に奇跡的に転職が決まった私にとって、noteコンテストのお題(#この仕事を選んだわけ)がタイムリーすぎたこと、SmartHRさんのCMが良すぎたことに背中を押され、筆不精ながら書き初め気分で筆を進めてます。

嘘です餅を食べながらキーボード押してるだけでした。

このnoteは何?

150社に転職活動してスタートアップ未経験職種に決まるまでのログもとい

何者でもない人間の体験談です

今日から仕事始めの方も多いでしょう。
毎年気持ちが乗らずとも仕事始めスイッチをゆるっと押していた私ですが、今年はというと

今日からの仕事が楽しみで仕方ない

振り返っても記憶になく人生初かもしれない、異常事態です。

さて、本題です。

このnoteは、玉虫色キャリアの人が転職活動を本気でやったら、人生をかけてやりたい仕事が見つかった話です。

自分という試作品レベルの商品を、どこに売れるかわからない状態で転職市場に投入しては反応を踏まえ改善する。そしてまた投入。この反復をn=150社にテストマーケティングした実践事例が見れます

最終的に私がどういう商品価値を見出されて「あなたが欲しい」とオファーをもらえるに至ったのか。この赤裸々ストーリーを公開することで、悩める方の背中を押せれば最高です。一緒に2022年良い年にして、転職祝いしましょう!(私も天職だったと発表できるよう精進します)

はじめに 転職活動に踏み切れない方へ

まずROM専(読む専門で発信しない種族)だった私から問います。

本テーマ(#この仕事を選んだわけ)noteを読んでいる行動から察するに、あなたはキャリアについて何らか課題意識があり情報収集している。しかし実践方法がわからないために行動に移せず悩んでいないでしょうか?

私はそうです。こんなモヤモヤ持ちでした。

このまま40代になって働かないおじさん認定されて20年働くなんて嫌だ…
放っておくとその道に向かう気がしてならない
でもどうしたらいいか分からない

遡ると新卒就活時も行動が遅かったからレールを外れ迷子になってました。

バンド漬けで気づいたら3年冬…
みんなそんな早くしっかり準備してたのか
あれ、募集サイクルそんな早かったのか
あれ、、、

どうしたらいいんだ

…大学時代は自業自得ですね()
この後慌てて頑張りましたが、ピンとくる会社に出会えず。
結果バイト先の和食個人店で修行するという、新卒の権利をドブに捨てる決断をしました。(結果良かったのですがそれは別の機会に✋)

ということは、これらを逆説的に考えれば以下が正しいと断言できます。

転職活動で失う権利など存在しない
ノーリスクでいつでも始められる

ただしタイムリミットは切実だと実感しました。賞味期限のようなもので、年齢を重ねて活動しても玄人にしか良さがわからない「珍味」になっていると想像してみてください。違和感を感じつつ何もしないことだけが機会損失になると学びました。もし実践のヒントを得られたらぜひ一歩踏み出しましょう!

(ちょっと小話) ※飛ばしてOK

いやいや「ノーリスク」ではないでしょう?
と突っ込みたくなる方向けに補足すると、転職回数上限を選考条件に入れている会社も存在します。(求人票に記載あるのは大手企業の足切り目的だが、職務経歴書の内容が良ければ通すところも多いのが実態だとか ※1)
※1)エージェント複数/20に言質取り&私が求人票を見た経験を根拠としています
基本的な考え方は、意思ある転職をしてきたと分かれば問題ないとしている企業が大多数です。
再就職も同じセオリーですが、空白期間が長く理由不明瞭な期間が複数回ある場合などは書類通過率が下がります。だから無職期間を空けない方がベターです。

と、私も複数人からご親切なアドバイスを受けました。
「もう辞めてるのに鬼かよ…」と傷ついたのでそっと使わないエージェントリストに格下げしました_:(´ཀ`」 ∠):

それでは、私の無様なドライブレコーダーをご笑覧ください!

10/31 キャリアを振り返る

前職は10月が最終出社だった。次に進みたい道は見つからないけど辞めた。
退路を絶った状態で本気で転職活動をしてみようと思った。
思えば自分の市場価値を検証したことがなかった。

これまでの自分を振り返ってみる。
新卒で会社に勤めない選択をした自分は、大手企業に入り出世する同級生達とは縁遠い道を進むことになった。時系列はこうだ。(※Newは転職先)

キャリア振り返り

典型的な、自分にできそうなことを積み上げていったキャリアだった。
一方で、目的を持ってこのキャリアを歩んだのかと言われると一貫性がない。まるで形の悪い野菜のように思えた。出荷しづらい。

11/1 職務経歴書に入れるか悩む

和食店従業員数は4人だけど社会的地位はアルバイト。(個人店なので)
週6で毎日14時間、活き活き働けて学び多い毎日を送っていた自負があった。思い入れとは裏腹に、職務経歴書に書くべきじゃないかも・・・と悩む。

結局は残すことに決めた。自分を語るにはやはり欠かせないのです。(空白の期間があるのは良くないエージェントからのアドバイス踏まえ)

11/2 3社経験の市場価値を考える

これまで在籍させていただいた3社は全て50名前後の事業会社。(レイターステージのベンチャーもあるがスタートアップではない)

職種で並べてみると

営業→マーケ→マーケ (SaaS)
※全てBtoB

一般的に営業発キャリアの王道パターン。
その時期毎にベストを尽くしたキャリアアップはしてきたと思う。ここからが難しくノープランなわけだけど。

ひとまずアピールポイントを以下のようにした。

・1社目は大学市場をゼロから開拓し、売上トップ複数回の経験あり。粘り強さと開拓力なら負けない!

・2社目はマーケ未経験から2年半、学校市場ならではの泥臭い実務から基礎を学ぶ。アナログの営業企画・販売推進の施策が主

・3社目は一般企業向けSaaSのデジタルマーケティング。PR、新規事業企画を兼務、ブランディング上流戦略設計からライティングまで広く経験

踏まえて職務経歴書Ver.1完成。
いざ応募するぞードキドキ。と初々しい心持ちだったが…落とし穴に気づいていなかった。

11/15 ふりだしに戻る

まずは大手エージェントに登録。初回面談ではテキパキと優秀な方に思え、「SaaSのマーケティング経験は転職需要すごくありますよ」と言われ、安心感を得られた。この人がリードして引っ張ってくれれば需要の合う企業を紹介してくれそう。さすがプロだわ!と。

すっかり安心して勧められるままに50社へ応募してみた結果

全部落ちました
(2社は書類選考通過するも1次、2次で落ちました)

それ以降、職務経歴書の添削を依頼しても返事なし。
作戦を練り直したいので面談を・・・と打診しても当面予定埋まってるそうで。

この理由は後で察しました。気づくまでが遅かったし他のエージェント並行で利用していなかった。反省点だらけ。
自業自得ながら、エージェントから商品価値がない烙印を押されたように感じて辛かったです。

こうして15日間が無に返った残酷な現実を突きつけられたのだった。

11/16 作戦変更

1月には転職している予定だった。逆算すると…1ヶ月で内定もらわないとまずい
完全に尻に火がついた感。ふふ…面白くなってきた!(と笑うしかなかった)

作戦を立て直し「ミドルの転職」というエン・ジャパンが運営するエージェントマッチングサイトに登録してみた。
すると即日入れ食い状態になり、紹介したい案件があると皆さん口々に言う。このスカウトの山をみて思った。

怖いよ…急に怖い
引越業者の一括見積かよ

観光地で鯉にエサをあげたら思わぬ争奪戦になり「鯉こわ…」と即態度変容した幼少期の1シーンに似た気持ち、つまりドン引きだった。在職中の転職活動なら気持ち悪くて見送ったであろうUX。
「需要ない鯉は食いつかないUX設計なら、ブランド・パーパスに沿うのでは?」
誰やねん視点で平静を保った。そうだ落ち着け自分。帰ってこーい。

でもまあ待てよと。
チャンスかもしれないし食わず嫌いも良くない。ていうか他に選択肢もない。

よし、決めた。

「やられたら、、やり返す。倍返しだゴルァ!!!」

私は狂い始めていた。(しかもエージェント逆恨みという愚かしさ)

もう選別するのが面倒だったのでエージェント先着20名に「面接OK〜」とほっぺにたこ焼きをつくるがごとく軽返事。スケジュールを翌日からゴリゴリに入れた。

※この事実をカミングアウトするとモレなくエージェントがドン引きします。2-3社以内の人が多いのだそう

自暴自棄になったのではなく2つ狙いがあった。

  1. 各社の得意技を披露いただくこと

  2. 自分の市場価値を試すこと

理由はエージェント業界への理解を深めて今のニーズを把握したかったから。初手でこれを理解せず失敗したからというシンプルな話。


この辺りから、テストマーケティングみたいだなこれ…と何かズレてきてる感覚はありました。
そこからはスティーブン・セガールばりに捌いていくことで思わぬインサイトを得ることになるのですが今日はこの辺で。

#この仕事を選んだわけ

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