【新卒】やりがいを求めて就職したら一日18時間労働+月収10万円だった話〜年間休日数58日の世界〜会社は選んだほうがいい
お久しぶりです。おきなわ🌺です。
コロナ禍の中、みなさん自粛おつかれさまです。引きこもっててえらい。
ご多分に漏れず弊社もコロナの影響を受け、経営層の中でも現在進行中で揉めに揉めているため会社のことが書けずに更新をサボってしまいました。
と、いうことで自身の新卒時就活をもとにした「業界と企業はよく選べ」という話でも書こうかと思います。
世の中は、お金ではない。
これは適度にまとまったお金を手にした今だから言える話。
お給料はいくらもらえるの?
これは就活においてとっっても大切なチェックポイントです。
やりがいを求める、ステキです。
やりたいことがある、ステキです。
世の中の誰かを幸せにしたい、役に立ちたい、最高です。(弊社に来ませんか?)
とても立派。すごい。素晴らしい。
入社面接でも聞かれますもんね、アナタが当社でやりたいことは?って。いたなぁカッコよく答えている志望者。
私も、そうでした。
ホテルが大好きで、誰かに特別な非日常空間を体験してほしくて、忙しい現代人にぐっすり眠ってほしくて、溢れ出るホスピタリティを世の中に活かしたくて、理学部卒にもかかわらずホテル就職を選びました。おそらく皆さん一度は耳にしたことのある名前のホテルでしょう。
ここだけの話、世界各地のホテル開発マネージャー候補採用だったために入社即本社勤務&全ホテルの経営数値を把握できる部署配属というなんかカッコイイし容易に出世できて高給取りになれそうなポジションだった、だから選んだというのもちょっとだけあるけど。
でもね、社会はそんなに甘くなかった。
9:00-17:00と約束されていた勤務時間は、蓋を開けてみれば8:30-3:00。
58日と約束されていた年間休日(これは少ない、現弊社の半分以下、法律ギリギリ)はほぼ0日。新卒の時って休んだ記憶がない。
お給料だけは約束されていた通り、月給14万。その中から深夜3時の勤務終了後に帰るためのタクシー代を自己負担。月4〜5万かかった。
ここまでで既に手取り10万以下。
ついでにボーナスは無し。
我ながらよく生きてた。
生きる楽しみは、なかったけれど。
そうそうお給料ですが、面接時の口約束では、他の同期には内緒だけど、入社半年後には+5万、一年後には+10万、3年でマネージャーになって+30万=入社3年で月44万という予定だったの。
(いやーーーーお給料出す側になった今ならわかるけど、そんな甘い話、絶対無い。無いから。無いです。)
でも、思ったよりお金を手にできなくても、やりがいがあればいいやって思ってたんだ。心底。本気で。お客さんが喜んでくれれば満足だった。
仕事は辛いこともたくさんあったけど、結構楽しかった。楽しかったんだよ。
そのうち、サービス残業が当然になって、睡眠時間がとれなくなって、ご飯が食べられなくなった。夜中3時半に帰宅して、ビール3口飲むのが限界だった。
楽しかったはずの仕事に行くのが嫌になって、お客さんに会いたくなくなった。仕事なのに笑えなくなった。客室に向かうエレベーターの中で、こわくて、勝手に涙がこぼれた。
コンプレックスの塊だった私が唯一自信の持てた、ホスピタリティは一体どこへ??
人間、自分ひとりの生活もまともに出来ないと心がしぬ。そのうち意欲のカケラもなくなるので要注意。気づかぬうちに、安い給与でこき使われる会社の駒になっちゃうよ。
3年は働けとよく聞くけれど、私は3年も劣悪環境にいたら逃げ方が分からなくなると思った。
人間の順応性の高さは、あまりよくない意味でもナメちゃいけない。
3回異業界に転職して、年収が当時の10倍以上になった今だから身をもって言えることだけれど、お給料は業界と会社で決まります。
個人の能力って、実はあんまり関係ない(いい会社だとボーナスや業績給として反映されるのかな?)。
入りたい会社は、初任給も業種関係なく平均的もしくはそれ以上ですか?
入りたい会社は、将来性のある業界ですか?ニッチな強みを持っていますか?
お給料だけで決めていませんか?休日数や残業時間、福利厚生、退職金はチェックしましたか?
将来、家族が増えるかもしれません。
お金のかかる趣味にハマる可能性だってあります。スーパーでのお買物でさえ、当然お金がかかります。
お金が、すべてではない。
でも、私たちの生活と強く結びつくもの。
会社は、選ぼう。
やりがいが追求できて、お給料もそれなりに満足できる会社はきっとあるはず。
会社には面接という形で選ばれますが、最終的にはあなたが会社を選んでいいのです。
不必要な苦労をする必要はない。
楽しくしあわせに生きよう。
やりたいことが無くても大丈夫。
とりあえず何かやってるうちに、絶対見つかる。
仕事と人生は深くつながるものだから
会社は、よくよく、選んでほしい。
こうして書いてみると、私はやっぱり新卒者に社会に対する希望を持ち続けていてほしいんだなと感じました。
若者が目を輝かせて、やりたいことが伸び伸びやれて、お給料も業界水準を上回る、そんな会社をこれからも作っていこうと思います。
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