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神秘な山の神と日本人

わたしは登山は大の苦手だ。

しかし登山とは別に時折山を観に行きたくなる。

9月6日の今年の五黄土星の気が極まりそうな山梨県の昇仙峡へ
大決断を表明するために向かいたくなった。なぜ山を選択するのだろうか。

生き詰まると何故か山や海へ足が向かうもので
理由なくなんとなく本能的に行きたくなるのだ。
生命エネルギーがどこに溢れているのかを、人間本来は身体がセンサーで、細胞レベルでわかっているものだと思う。

自然界との対話することで意識が変わることがあるからだ。

最も頼り甲斐のあるのは自然界だからな〜と

昇仙峡の鼓動が聞こえてきたように感じた。
すると山が光で輝いている姿が脳裏に浮かんだのだった。
調べると都心から一時間半で脳裏に浮かんだ光の国へ行けるよなので向かうことにした。

地図を眺めていると・・・なんと山梨県の地名に「頼り甲斐」の「甲斐」を使った甲斐市という街があるではありませんか!なんとも奇遇だな〜とひとりでニヤニヤしていると、お隣は韮崎市で、また「非」の字が使われている。

気になって調べてみると、どうやら古すぎて真実かどうか謎となる「甲斐国」とされたところのようだ。

本居宣長はこの地名の謎を『古事記伝』で、山の峡(カヒ=間)、つまり山々間に由来するという説をあげていた。山々に囲まれて守られているエネルギーの高い場所なのだろう。

このあたりには甲斐国一宮で富士の神とされる木花開耶姫命を祀った浅間神社がある。木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)は、山の神、大山祇神のムスメさんで、またの名を吾田鹿葦津姫命(あだかあしつひめのみこと)、桜大刀自命(さくらおおとじのみこと)ともなっている。

神の働きはどのようなものなのかは、ご神名の意味するごとくイメージすることができるといわれているから、漢字を訓読みしながら探っていけば察することができる。神々は自分の持つ力を名前で表しているので、高い神はたくさんのエネルギーを使いこなしているのか、別名をたくさんもっているものだ。

木花開耶姫命の名まえからは美しく優しげな桜の花をイメージするが、それとは裏腹に別名では「大と刀」の漢字をもっている。ここがキーポイントだ。ここでは鉄との関係があることがわかる。砂鉄の砂から鉄を取り出して日本刀を作る際には火が必要だ。その火は三日三晩徹夜で燃やしてながらたたら場での真剣勝負。夜中に暗いたたら場から火の子が桜の花のように飛び散って舞う姿をテレビで見たことが頭によぎった。人間はそこに触れたら火傷だ。

神話では天孫瓊々杵命の妃として皇室の始祖大御母と仰ぎ奉る大神さま。木の花(桜花)の咲いたような艶麗優美の容姿とさ、美神で有名な女神さま。絶世の美女ということには憧れるが、伝説によると火中での出産を無事に終えたとなっている。火を操っていたのだろうか・・・。どうやら「火」の元素ともこの女神さまは関係がありそうだ。古神道で考えられている説では、「火」は「霊」で「日」でもある。そして「ひのもとの国」の日本なのであるから。。。とこの神に隠されている謎が深まる。

どんなに困難な状況であったとしてもきっちりと目的(産み出すこと)は果たすという、めちゃくちゃ強い信念を持っていた火の女神の姿としてもあることが物語っている。

日本はそのくらい強〜い信念を持つ女性たちが活躍しなければいけない国なのだろうか!


昇仙峡は岩と鉱物だらけでできていて、宇宙エネルギーが力強く放射されていてる場で慣れないと気当たりする。
着いた当時はエネルギー酔いしそうなくらいクラクラと身体が揺れた。
浮遊するようにフラフラと歩きながら、その場の高い波長に慣れていくには30分くらいかかった。

水墨画のような景色は岩が聳え立ち、岩がかち割れた狭間が滝となっている。
その滝は神々しく天と地と交流をしている。
滝の流れの畝りが恐ろしいほどに力強く、白龍神が🌀と周りながら吠えているようだった。
ここは神かかりだ。すさまじい神圧を感じる場所だ。

ちっぽけな自分がこの肉体を持って、言葉などはいらない世界で感じるだけだ。いったい自分は何をしたらいいのだろうか。


滝のエネルギーに身削がれて、ちっぽけな望み、自分よがりな願い事や悩みも既にすっかり無くなっていた。

山に何をお返しできるのだろうか。山さんが喜ぶことは何だ?
答えがわからないまま、ただこうして今日来れたことに感謝して、
今までの詫びとお礼と気持ちを奏上した。

新しい時代はどんな速度でどんな世界に変化するのだろうか。

合気道の恩師から学んだ言葉の中で、「大宇宙に調和しないものはやがて滅びる」との教えがある。人間心を持って、力技でどうこうしようとする浅知恵では奇跡は起きないのだ。

今まで気がつかなくてごめんなさい。

人類みんなで心を改め

どうにかこの苦境な世を乗り越え

大自然と共に調和していきます。とね。








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