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御幣と神体



御幣(ごへい)っていったい何?と申しますと
現代では神様が宿るものになります。
神道的な儀式として用いるもので、
古来は幣束といい串に麻や布、和紙などを挟んで神に供えるささげものであったり、祓いのときに用いたりするもので、
その後に神さまがそのものが御幣に憑り付くものとして
大事にされてきました。

簡単には「神の力が憑(よ)せるつく標識(しるし)である!
と古来「祈祷の研究」や「霊躰の開顕」の研究をして出版された
仲澤世覚翁の創説で解かれていますものです。

神社の本殿内正面には本幣という神道独特の形をした大きな御幣が祀られているものですが、古来から八百万の神に適したそれぞれの御幣が存在していることを
あまり世間では知られていないものです。
神道的なものばかりではなく、佛界のものが多種存在していて
それぞれの神の力やお姿を形取ったものとされているので面白いのです。
その形を見るだけでどういう神力をもっていらっしゃるのかがわかるからなのです〜

神の御影を留め奉る物を霊御形(みたまのみかた)といういい、
「加多(かた)は形象也。」と書かれています。

御幣は神が憑りつく本体とされるものの一つで、
殊に御幣の形というのは神の像(みかた)である化身に模(かたど)ったものを、原図と示しています。

上記の件は仲澤世覚翁による創見になりますが、これと同じことが
幣束の身体であることについて、古事類苑神祇部の四、神体の章に
神体の儀を聞きますと
『ご神体はさまざま有る。御幣の他、ご神木、神鏡、また御幣を神体とし・・云々・・・』
とありその概説には、
神体というのは、「正体」または「御形(みかた)」とも、霊体とも云う。

神体には「鏡を以ってするあり、石を以ってするあり、兵器を以ってするあり、影像を以ってするあり、佛説に之に混じってよりも矢あり、剣あり、矛あり。影像には木像あり、画像あり、後は佛、菩薩、沙門の像を以って、神体とするあり。この外に鈴を以ってするあり・・・・」とあります。

自分で折って作るために
心を整える。
作ればその神の特性を形から察することができる。
物質化した形を見れば、もうこれは一目瞭然であります。

屋敷を守る神様の御幣は、その家や訪問者を見守り
平穏に過ごせるようにと見張りを強化させているようなエネルギーを発していたりと、セキュリティーのご担当神となって不思議と安心感が湧いてきます。

旅先で郊外に宿泊する宿の天井近くや、角の柱に屋敷守神御幣をたまに見かけることがあります。
するとそこの宿にはなぜか「風の通り道」があり
気の滞まりが感じられずに宿泊中、爽やかに過ごせて
また訪れたいと思う宿がありましたのは
やはり御幣効果ではないかな。。と
思うところでございます。

神の力を直に感じたいという方!
御幣は存在感ばっちりですよ〜

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