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良いお店とは??

今日は飲食店の話を。

よく友人とこんな話をします。
『おすすめのお店は?』

すると、

いーーーぱい出てくるんですよねw

でも冷静に話を聞いてみると
『おいしい』とか『好き』
ってゆうありふれた味の感想って

実は本当におすすめなお店ではないんじゃない?

と思ったんです。

想いを何とかして人に伝えたい時に、
ありふれた表現は普通しないと思うんで。
だって人に信じてもらいたいんですよ?
先に得るべきは説得力なはず!
その根拠として

深掘りして聞くと、
頻繁にそのお店に行ってない。
なんなら年一回行くか行かないか。


要は【行ったことあるお店】という
記憶にあった程度の結果だったんです。

SNSでいうところのイイね!
の感覚に近いんだろうなぁ。

今回みたいに信頼おけるソースは、
最低でも年に3回以上は通ってるお店
の情報が丁度いい塩梅なんだと感じました。
(高単価は別として)

そこで、
良いお店ってなんだろう?
と言語化してたくなりました。

一ヶ月間自分の好きなお店に行き
そこで加筆を重ねて
今回の記事が出来ました。
(素晴らしい書き出し)


①外食について


はじめに、

僕は普段全く外食しない派です。

自炊だと誰にも気を使わなくて良い!
(飲食経験あるある:店に気を遣ってしまう)
自分の好きな時に好きなモノを食べれる
(しかも好きなだけ!もはや無法地帯!!)

調理に対して面倒とかネガティブな気持ち
あんまないんです。
面倒なら手を抜けば良いので。
むしろ自炊のがメリット多い。

唯一外食セレクトするとしたら、

焼肉
=後の掃除や部屋の匂いとか考えて。
それでも焼肉は年に一回あるかないか。

ラーメン
=自宅では簡単に再現できないから。

・外食チェーン
=とにかくお腹空いて何でも良いから食べたい時。
仕事帰りに夜空いてて、
すぐ提供されてすぐ帰れる。

こんなもんです。

あと外食のタイミングは
誰かとコミュニケーション目的に利用か、
特別な日にするくらい。

それ故なのか、
外食をすることへの期待値が
異常な程に高いんですよね。

こんな飲食店素人童貞みたいな僕に
『おすすめの良いお店ありますか?』
と聞いてくる猛者がいるんです。

いや俺の生態系知らん?
よくインスタ観察して??
外食ほぼしてないから!


毎日トレンドリサーチは結構してるんですけど、
全然行けてない陸サーファーの説得力皆無な僕。

そこでフード系インスタグラマーの投稿見て
凄く違和感を感じるのであった。
(次項予告)


②良い店と都合の良い店


僕の言う良いお店の定義は、

リピートしてしまうお店』

まぁ飲食店経営では当たり前の指標なのですが

リピートしたいお店』
にしてない理由は、

その言い方だと「また行きたいな」って、
結果的に通ってなくても言えちゃうからです。

よくインスタグラマー投稿で見る、
『オススメ五選!!』
みたいな投稿の違和感パないんです。

その店本当に通ってるの?
紹介系アカウントの性質上同じ店通わないよね??


そんな意地悪な見方をして本当申し訳ない。
(インスタグラマー否定してないよ?)


一回しか行ってないオススメのお店って何事??
どーゆう事象??
狂言の現代アーティストなの???(煽る)


おそらくその良いと紹介されてるお店は、
インスタグラムを楽しむコンテンツとして
都合の良いお店
何だろうなぁっておもいました。

インスタグラムの撮れ高を提供し続けないと、
需要供給が成り立たない。
これは僕がわざわざ外食を選んでまで求める
通いたい良いお店ではない。


Instagramでは、
楽しみ方の多様性(非常に便利な言葉だ)
がありすぎて、
都合の良いお店か本当に良いお店かの判断が
投稿や口コミからでは非常に難しい。


そもそも良いお店かどうかは、
まず自分がリピーターになることなので、
外的要因ではなく自分が決めることからですね。
スッ(真理の扉を開く)


③何故僕はリピートするんだろう?


いきなりポエムみたいな目次になってしまった。
でも改めて考えてみると、
一言では表現できない複雑な構造になってました。

人柄?

いくら仲の良い友達がやっていても、
商品が良くないと満足度低いし、
応援したい気持ちは利害関係でもないと
日々弱まってくよね。

じゃあ商品??

まだこっちのがリピートはするかな、
最低限の目的は達成できるので。
でも他に都合いい商品が流通すれば
あっさり変えちゃうな。
あと商圏により近い店できてもオシマイ。

結論どっちも大事。

やっぱ商品を唯一無二に仕上げるのは、
お店と人だなぁ。

最低限の満たして欲しい基準は、
『価格に見合うこと』

内訳として、
わざわざ行く手間というコスト
そして価格を越える付加価値

リピート動線のスタートはこの満足度。


その満足度を突破して、
初めてお店や商品の関心が高まる。
そこからお店の事を注目する機会が増え、
お店も提案チャンスが自然に増える

そして顧客自身がその提案によって、
生活や趣味趣向に変化を感じたその瞬間が
顧客体験となり
ファン化への一歩目なのかも知れない。


\\知らんけど//


④数値化できない魅力


ある新店にてこれを書いてます。

ここにはまだ産まれたてのモノが沢山あり、
色々おぼつかない点や、
不安定なコトが多々あります。

なのに何故か僕は毎週に近いペースで
通ってしまってるんです。

そこには前述した僕の理論を、
全否定してくれた要素がありました。


[期待値]と[成長過程]です。

本当に良いモノを提供しようとしてる空間

本当に良いお店にしようと感じる日々の姿勢

そして何より自分たちのしてる事を
信じて愛して育んでいる

上記のキレイゴト全てに矛盾を感じない人物像。

これに僕の共感神経を総立ちにさせられました。
絶対良いお店になっていく確信の期待値。

本当に素敵なお店でね、
そこで過ごす時間は考え方もポジティブになり
ゆったりと贅沢に過ごせます。

しかも全く僕の商圏外の距離なのに通うこの説得力!

このお店に自分の何かしら投資して応援したい!
一生涯かけて見届けたい!!
『このお店から』新しいモノを買いたい!!!

そんな気持ちにさせられちゃいました。

やっぱりね、、、

身の丈に合ってないビジョン
インスタントで作ったよーなコンセプト
全く拘りを感じないコンテンツ
消費者の問題を素通りミッション

=トータル映え重視の中身スッカスカのお店

すぐバレるんですよね。


嘘を一年間つき続けるなんて不可能なんで、
絶対言動に出てきます。
まずお店のことに時間を使わなくなりますよね
そうした綻びはスタッフの姿勢にも
商品やお店のクオリティにも絶対影響でます。 


何故ならそんな消費と浪費に溢れたお店こそが、
今や市場のほとんどなんで
逆に差別化出来てないんです。

今ブームが来てる商材のほとんどは、
来年間違いなく『今更?』
ダサいニュアンスとなります。


タピオカが凄く分かりやすい例ですよね。

ゴンチャ(Gong cha)が生き残ってる理由は、
ブームの真っ只中『ウチはタピオカ屋じゃない』とゆっていて、
タピオカ店として一度も打ち出していないことなんです。

台湾ティースタイルとして、
しっかり土台とカルチャーを踏襲し続けた功績なんです。

なのでブームにあぐらをかいて、
お店と人と自分を育て続けていないお店は
間違いなく来年一番選ばれない
『今更』のお店になります。

これがブームの怖いところでもあるんです。

もちろんその一瞬一瞬の価値も理解できます
でも僕の推しの通ってしまうお店は、
そんな消費と浪費のお店ではありません。

心から応援したいと思えること。
応援してる自分に
満足感を対価として与え続けてくれる。

これを令和の良いお店の定義とします。











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