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シンプルを複雑にする人間

僕はけっこう忖度なしでハッキリ言うタイプです。

それは僕が
『クライアントを喜ばせるのは最後で良い』
という職業倫理を軸に仕事しているからです。

クライアントの目的は『事業を成長させること』
事業を成長させるには『顧客を大事にすること』
その為に必要なことは『顧客に寄り添うこと』

この三つ目の役割が、
主にカメラマンの仕事だと思ってます。


なのでクライアントがその瞬間喜んでも、
事業が成長に繋がらなかった場合の写真の価値って
一体何だったんだろうと思ってしまうんです。

今日はそんな僕の価値観に基づいてのお話、、

いやほとんど愚痴に近い内容を書こうと思います。

※注意※
この内容をエンタメと思って楽しめない人は、
見ないでね(はぁと)
今からする発言は全て引用なので、
私個人は何も関係ありません。


①インフルエンサー、アンバサダー問題


僕は…いやっ有識者曰く、
今事業がうまく行ってない原因のほとんどが、
SNSに期待値を置きすぎてると思います。

確かに黎明期の勢いはほんとに
世の広告のあり方を変えたと思います。

でも今冷静に自分の使い方を
思い返して欲しいんですが、

そこまでの期待値を持って見てますか?
とりあえず手持ち無沙汰の暇つぶしくらいの
使い方してませんか?

SNSの現状って

発信側は
異常な期待値を持っていて毎日のように投稿。

受信側は、
ほぼ無感情でどこか受動的にスクロールしてて、
発信側の必死さが圧と感じてます。
そのリアクションとして
『意識高い系』『頑張ってる』と小馬鹿にしたような
引き目であることがほとんど。

今インスタ集客が難しくなってるのではなくて、
単純に

一億総発信時代でみんな飽きてしまってる。

それだけです。

発信側は楽しんでるかも知れませんが、
それは発信側同士が楽しいだけで、
当然本当に獲得したい受信者に刺さらず、
集客で利益に繋がってるケースを
ほとんど見たことがないからです。

中でも、
同性のファンが少ない
流行りの似通った投稿しか出来ない
自撮りでしかリアクション集まらない

これはアダルトを売りにしてる
アカウントと全く同じ属性だと思ってます。

特に酷いのが、

商品のPRで広告法や薬機法を
平気で無視する無責任な発信。
とりあえず載せといたらいいかくらいの、
全く商品や提供元への敬意や配慮や思いすらない投稿。

インフルエンサーやアンバサダーの仕事で
そこを客観視出来ないのは
致命的じゃないかな?って。

みんなでインスタではまだまだ可能性ある
って思いたいんだろうな。

それを象徴してるのが、
SNSコンサルです。

まずビジネスの観点から見て

本当にそれで利益出せる人なら、
わざわざインスタで毎日コンテンツ作って
毎日発信するみたいな
史上最も効率悪そうな稼ぎ方するか??
って冷静に思いません?

本当に優秀ならそもそも引き抜かれ
大手の案件やるよね。
求人見てみてください。
どこも欲していて、能力あるなら超待遇いいですよ。

そうでないってことは、
情弱勢から小銭稼ぎしてるのかなぁって。
だってノウハウが本物なら、

本アカウントの影響全く無しで
完全にゼロイチからアカウント設立
希望のジャンルで一万フォロワー獲得


これを普通に実証すれば
毎日チマチマ更新するより早いし確実なのに…
って性格悪い見方してます。

散々言ってますが(僕ではない誰かが)、
SNSが無意味と言いたい訳じゃありません。

…ってペリーが来日時に言ってたらしいです。

②面白いかどうかだけのシンプルな世界


SNSはシンプルに
発信する本人がどれだけ趣深い人物か
それだけだと思います。

差別化とか小難しい話じゃなく、

その人の着眼点や発想や手法の
クリエイティブな部分

それがインスタグラムに求められてる本質じゃないかな?
って思うのです。

snsコンサルで習った既に溢れかえってる投稿や
(再現性高いと言われる)
毎日chatGPT+canvaで作った投稿する人
(↑絶対YouTubeで習った生兵法)

…そんなセカンドの存在に誰が興味あんねん

その時点でセンスを疑われてないかな?
見つけてはスッとミュートしてる人多いはず。

…って正岡子規が俳句を詠んでました。

③一番悲しいこと


近年そんな小手先のテクニックが先行しがちで、
虚しいプロダクトが世に溢れちゃてるなってゆう
僕の、、じゃなくて、えっと
そんな誰かの悲しさからの
本日のnote更新なんです。

僕は自分が消費者として
絶好のステータスだと思います。

そこそこ稼いでいて、
流行に敏感で、
良いと思ったものには投資も惜しまず、
自ら情報もアクティブに取得し共有し、
そして身の回りのモノは常にアップデートしてきている。

ターゲットとしては申し分ないですよね?

ところが近年そんな僕ですら
消費行動は著しく減りました。

極端な例が、
他にベストな良いもの無いなら
ベターのユニクロでいいやみたいな。

最近買ったファミマのTシャツがまさにそれなんです。


大企業のコア&モア戦略に
綺麗にハマってしまったんです。

そりゃそうですよね。
今の世の中

本当に必要なモノを見つけて、
本当に必要なモノを作って、
本当に必要な人に届けたい。

そんなプロダクトってなかなか見つけにくい。

なんならブランドに纏わる、

ストーリーやバックグラウンドやMVVPも全て架空で、
その架空の事象に対してポエムを語り続ける。

そんなプロダクトの方がよく見つかるなって。

だから声の大きい大企業の商品に我々は手が伸びる。

…って清少納言が言ってました。

④せめて想いは


自社の商品を愛するってことは、
気持ちだけあれば良いもんじゃないって思います。

まずは僕の最も刺さった永井母のワードをお届けします

出典:亜人10巻


んー凄い。

まぁ僕が言いたいことは、
自社のプロダクトを誰よりも大切に思って、
誰よりも育んでほしいんです。

間違っても自分の為じゃなく、
届けたい人の為に。

自分のブランディングとして事業を
やるのは否定するつもりでは無いです。

でもそこには消費者がいると言うこと。
そのおかげでブランディングが
形成されてると言うこと。

消費者は
あなたをキラキラさせる為にお金は払ってない。

お前はBTSじゃねぇ。
お前推しで稼いでるんじゃねぇだろ。
勘違いすんな。

ってこと。

人は、
モノ』に対して価値を見出すのが実は苦手で、

それがどんな想いで産まれて
どんな努力で育まれて
どんな手法で私たちに届けとうとしてるのか?

その感情の部分を『ヒト』と言い
購入してるんじゃないか?

と芥川龍之介は言いたかったんじゃないかなって
思います。


また機会あれば僕の意見も書きたい思います^_^!!
では

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