TOP_百鬼丸

『どろろ』推し

手塚治虫原作のアニメ『どろろ』がとても面白い。アニメ作品に心が痺れたのは、直近で『ゴールデンカムイ』を見て以来だ。人間のやさしさと残酷さを同時に浮き彫りにし、一話一話それぞれ見終わった後、何かを考えさせられるところに魅力がある。アニメにとどまらず、こうした趣きがある作品が好み。早くも次話が楽しみになっている。

※関連リンク:「ゴールデンカムイが面白い!

これまで放映されたエピソードを"イッキ見"した2月9日は、手塚治虫の没後30年に当たる。その日時に合わせて、この作品を見たワケではないので、どこか運命的なものを感じてテンションも上がる。

それにしても内容が色褪せない。手塚治虫がどろろの原作を連載をスタートしたのは生まれる以前の1967年だが、過去に漫画で読んだことがあり、そのときも感銘を受けた。

放映中の作品は、画風を当時の単純で柔らかみのある"手塚風"から繊細な現代風にリメイクしている。受け入れやすい一方で、ちょっと寂しい。ただ、主要人物の百鬼丸は相変わらずカッコイイ。

(写真〈上から順に〉:現在版の百鬼丸(右)=アニメ『どろろ』公式サイトなど、"漫画の神様"手塚治虫)

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