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公務員から民間へ転職する際に気をつけること

こんにちは!内向型リーマンの「ちゃんよ」です。

私はこれまでのキャリアで、約6年間続けた公務員(県庁の行政職)を辞め、民間企業へ転職しました。
転職の際に、「よく確認しておけばよかった!」と後から後悔したことがあったため、お伝えしておきます。

それはずばり「賞与の算定期間の違い」です。

公務員の場合は1月~6月が夏の賞与の算定期間、7月~12月が冬の賞与の算定期間となります。

一方で、民間企業の多くは4月~9月が冬の賞与の算定期間、10月~3月が夏の賞与の算定期間となっている企業が大半です。

日本ではまだまだ年俸制を採用している企業は少ないため、賞与の年収に占める割合というのは大きくなります。
そのため、この賞与の算定期間の違いを理解しておかないと、転職後に大きく年収が下がってしまうということもあり得るので注意が必要です。

実際に私が経験したケースを、以下に紹介します。
私の場合は、民間企業から内定をいただいた際に、想定年収に賞与が6か月分含まれる年収となっていました。
私は3月に民間企業へ中途で入社したので、私の想定では、1月~6月の算定期間のうち、3月~6月分は夏のボーナスに反映される、つまり4/6カ月分は賞与に反映されると思っていました。具多的には年間賞与が6カ月想定だったので、夏の賞与はその半分の3カ月。その3カ月分×4/6ヵ月=2カ月分は出るものと思っておりました。

しかし、実際は先ほどお伝えしたように、民間企業の賞与の算定期間は10月~3月というのが夏の賞与の算定期間であったため、3月に入社した私の場合は1/6ヵ月分しか算定期間を満たせていないこととなり、夏の賞与はほんのわずかしか支給されませんでした。

私は、公務員から転職をするにあたり、ただでさえ若手公務員の年収は安いのに、それよりも安くなるくらいなら転職はしないと心に決めていました。
というか、安定を捨てて民間企業へ行くのであれば、せめて給料は上がってほしいという思いがありました。
だからこそ、実際の年収が賞与の算定期間の違いで大きく下がってしまい、結果として初年度の年収が公務員の時の年収よりも下がってしまったことがとてもショックでした。
公務員の年収より下がってしまった要因は、他にもあります(残業が減った当)が、賞与の算定期間の違いという要因は大きかったです。
もちろん、これらは自分の事前の確認不足が全ての原因です。だからこそ、私と同じようなことにならないように、公務員から転職を検討されている方は事前にこのことを理解しておいてほしいと思っています。

もし事前にこの情報を知ることができていたら、
例として
①4月入社にして、公務員を辞める時の退職金の額を増やすことができた
②この会社には入社せず、もっといい条件の会社が決まるまで転職活動を継続する
といった選択肢も取れていたのかなと後々思いました・・・

いずれにせよ、自分も会社も労働条件にそれぞれ納得した状態で働くのが一番いい状態だと思っています。日本では労働条件について、企業に細かく確認しにくい状況もありますが、ギャップをなるべく生じさせないよう事前によく確認することをお勧めします。

私の場合は、公務員を辞めて入った1社目の民間企業は、賞与の算定期間以外にも多くの労働条件面でのギャップがあり、結果として1年ちょっとで退職してしまいました。
(他のギャップについてはまた機会があれば記載したいと思います。)

私の失敗談が少しでもお役に立てれば幸いです。


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