桜物語〜colorful days〜 previous color 1.の振り返り
本編はこちらから(18歳未満の方は読まないでください)
反省1. 書きすぎた
短編なので2万字程度にする予定でしたが、最終的には42,285文字。予定の2倍長です。
よく短編は難しいと言いますが、身に沁みました。
描写をしつつ、展開を繋いでいくとあっという間に文字数がいってしまいます。
もっと展開で大事なポイントを抑え、見せたいところの描写を細かくし、それ以外は分かりづらくならないよう削り…ってしていかないとですね。
反省2. えっちシーンまでが長い
今作、下記のような展開をしています。
冒頭
呼び出し(チャットのやり取り、お着替え)
中継ぎ(電車の痴漢シーン)
本編1(準備)
本編2(ゲーム配信スタート)
本編3(いじめる)
本編4(えっち)
本編5(えっちおかわり)
結末
ところどころサービスカットは入れていますが、えっちシーンに入るまでが長かったなと…。
基本的に私のスタイルとして起承転結で構成を作っています。
で、短編の場合、メインのえっちシーンが転になるんですが、起承が長くそこまでにダレてしまってないかなと。
と思ったので、起承部分にもえっちな描写を入れたり中継ぎで電車での痴漢シーンを入れてはみたものの。2本番くらい入れても良かったかもです。
(桜物語本編みたいにひっきりなしにやりまくりというのもなんですが)
起承部分が長くなった結果、物語を閉じるのにそれ以降のえっちシーンがそれに対して文量が少なくなってしまったのも良くなかったなと。
反省3. 文体に迷いがある
本編の時は、それなりにこだわりを持って、言い回しや語彙を工夫してえっちシーンを書けていた気がします。
本作はえっちシーンの文体に迷いがありました。
物語の展開に対して桜がどう感じて、どう動くか掴みきれていなかったのも一因です。
悪戯されながら死にゲーやらされている時に、竿役の男性をフェラでイカせるシーンがあるのですが、それを書いたところから歯車が狂ったと感じています。
今思うとそういうことをするキャラじゃないんですよね。イヤとか言っておきながら、えっちに関してはもっと流されるキャラのはず。
その噛み合わなさがえっちの時に、桜がどう動いてどう感じて、それをどう書き表すかにうまく繋げられなかった。反省です。
桜がいじめられたり、帰る気だったのに流されてえっちしちゃうところは好きなんですけどね。それこそ桜らしいところでもあるので、その辺りは書きやすかった。
反省?4. 予定にない展開
展開のうち本編5(えっちおかわり)の部分って、実はプロットにはなかったシーンです。
元のプロットではゲーム配信でえっちさせられて、その後おかわりえっちの要望をされるものの、断って帰る。帰り際いい様にされたことが悔しくて泣くというプロットでした。
このおかわりえっちの要望をされてる時に、なんとなく「あれ?このまま桜が応じたらどうなるんだろう?むしろこういう時拒否できるキャラだっけ?」と思い直し、堕ちた版を書いてみたら思いの外ハマりました。
それがあったので、単に悔しくて泣いたというところから、後輩を裏切ったから泣いたになり、結末や掌編につながる描写にできたので、そこは個人的には悪くなかったかなと。
ただやはり長引いた理由になったのと、NTR風味があってちょっと胸糞感もありました(NTRはそこがいいんですけどね!)。その分、掌編でゆり戻しように激甘なのが書けたので、ここはまあいいか。
とはいえ、最初からそこまでプロットに入れておこうよとは思います。
反省5. 細かく割りすぎた
最後は小説そのものではなく、投稿に際しての反省ですね。
本編は5エピソードに分割して投稿していますが、本作は9篇です。
ちょっと細かくしすぎたなと。
ノクターンノベルやnoteに投稿するのが面倒でした。
やはり短編は2万字程度にして2エピソードくらいで投稿したいです。
以上!!
これらの反省は今執筆中の短編その2に生かしたいです。
生かしたいですが、短編その2もプロットが大きくて2万字で収まらない予感がひしひしとしています。
主に官能小説を書いています(今後SFも手を出したい)。 学生時代、ラノベ作法研究所の掲示板におり小説を書いていましたが、就職と共にやめていました。 それから20年あまり経ち、また書きたい欲が出てきたため、執筆活動を再開しました。 どなたかの心に刺さる作品となっていれば幸いです。