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息子(4歳)のリアル読み聞かせ30日チャレンジ

末っ子の長男(4歳)。姉達の影響もありバリッバリの動画ネイティブで、一番最初の発語が「ゆーちゅーぶ」だった伝説あり。お姉ちゃん育児時には”良いママ”でいたくて毎晩どんなに疲れてても、3~5冊の読み聞かせをしていました。3人目になり、「そんな時間どこにあんねん!」とキレ気味に放置、息子の発語が遅いことに気づくと、そんな自分がダメだったんだ、と責め続けた。でもゆっくりと、息子は自分のペースで成長していった。園の先生達の協力もたくさんあって。本が好き、本が読みたい、読んで!って言ってくれるようになった。そんな息子と、本格的に毎晩の読み聞かせタイムを楽しむことにしました。連続ツイを数日ごとにまとめていきますので、ぜひお付き合いください。

①『ぼくにもそのあいをください』宮西達也/ポプラ社


宮西達也氏の人気シリーズ。生き物の目線を通して命や心の大切さを教えてくれます。息子が恐竜好きのため、ビジュアルとこの恐竜の名前なに!?からまず入ってくれ、入り込みやすかったです。抽象的なテーマって、子どもには難しいかも?と避けてしまいがちですが、大人以上に意外としっかり響くものです。慣れないうちは、細部にこだわらず大筋のストーリーが伝わればOKくらいの気持ちです。同じテーマでも絵本の数はそれこそ無数にあるので、うちは恐竜だったように、その子の"好き”で選ぶといいかなと思います!

②『きんぎょがにげた』五味太郎/福音館書店


『こわがりきょうりゅう』大日本絵画

(↑「こわがりきょうりゅう」おそらく絶版商品のようなので出版元様のサイトのみを引用させて頂きました)

2日目は安定の『きんぎょがにげた』五味太郎さん。小さな頃からこれだけは大好きな作品で、姉達と一緒になって遊んでくれていました。『こわがりきょうりゅう』は、園からの貸し出しです。乳幼児期でも入り込みやすい、みつけ(しかけ)絵本であることが共通点。こわがりきょうりゅう、私も初読でしたがシュールで面白い!たとえば息子は図鑑系が好きで、家にあるのをまたわざわざ園から借りてきちゃったりもするんだけれど、そういうのに「あーぁ」と思わず、それだけお気に入りなんだな~と一緒に笑ってあげたくて。その辺りは、3人目マインドの気楽さかと思いますが…。

自分の子であっても、その子が「こう!これがいい!」と思っているのを変えさせることは出来ないし、その必要もない。ゆるめの「これくらい大丈夫よシェルター」の中で、思う存分楽しいことも変なことも気の済むまでやらせればいいと思う。そういう中の、覚えてもいないようなことがある時突然、「興味」としてグンッて発芽したりするから。こうして考えていくと、あらためて、子育てって全てが種まきなんだなぁ。と思います。

③『よるくま』酒井駒子/偕成社


今夜は酒井駒子さんの『よるくま』。超・大人気作家さんの、中でもトップクラスの人気作で、お子さん達だけれなく大人にも愛されているロングセラー作品です。紹介するのも震えます…私が特に好きだと思うのは、描かれる言葉や登場人物同士のコミュニケーションのテンポが、ほんとに子どものそれ、と感じられるところ。たとえば会話、大人同士だったらこの間合いじゃないよなぁ、とか、こういうふうには言わないよな~面白い!というのが凄くリアルなんです。20代のころ、青山ブックセンター(当時)で頂いたサイン本は宝物です。同作はクリスマスバージョンもあるので、これからの季節にあわせて、また追って読み聞かせるのが楽しみです!(了)

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