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「日本の部屋は眩しい」心をととのえるための灯り

こんにちは、Mizuhoです。

住まいの仕事に携わり19年が経ちました。
現在もリノベーションプランナーとして
たくさんの暮らしと向き合い
日々、自分自身の生活も見直しながら
より良い暮らしのヒントを探求しています。

リフォームやリノベーションでは
間取りが決まると、
次に、電気の計画や照明計画を考えます。

個人的に部屋の照明に対して毎回思うのが


「これは、明るすぎるでしょう」

ということです。
リフォーム会社に勤務していた時は
営業さんたちは照明が暗すぎることがないよう
いつも気を配っていました。

完成してから「暗すぎる」と言われたら困るから
というのが理由です。

お客様も同様で、「暗いのは困るから」
ダウンライトを、
山ほどつけるようリクエストされたり
シーリングライトで
(天井についている照明器具)
全体を照らすことを必須と考えられていたりと

リノベーションという言葉が普及し
それぞれがインテリアや暮らしにこだわりを持つ
時代になっても、照明の明るさに関して、私たちは
まだまだ臆病であると感じます。

部屋に昼のような明るさを求める方も
いらっしゃいますが、家で過ごす時間、
それも照明を求める時間というのは
たいていの場合、夕方以降の
ゆっくり身体と心を休める時間ではないでしょうか。

今日は
灯りがどのように私たちのメンタルに
影響しているのか考えてみたいと思います。


次の質問を自分に当てはめ
想像しながら答えてくださいね

もしもあなたが
恋人とゆっくりお酒を飲んでリラックスしたいと
思ったら次の二つのうちどちらを選びますか?

A:太陽がさんさんと降り注ぐ公園でビールを飲む
B:照明を落とした部屋やバーでワインを飲む
  ※お酒の種類はここでは重要ではありません

いかがでしたか
Bと答えた人が多いのではないでしょうか?

もちろんAも、とても楽しいと思います、
しかし『リラックス』というテーマにおいては
たいていの人にBを選びますね。

これは日常生活でも同じです
家に帰ってもずっと、
強く眩しい青白い光の下で過ごしていると、
くつろいでいるつもりでもリラックスすることが
むつかしい場合があるのです。

灯りは心身のリラックスに大きな影響を与えます。
柔らかな光や暖色系の照明は、緊張を和らげ、
リラックスした雰囲気を作ります。
また、暗くすることで体内時計が整い、
より良い睡眠を促進します。

日本の中古マンションや住宅をを購入すると
たいてい各部屋の中央にシーリングライトを
つける器具が設けらています。
そのため私たちは、必ず天井に照明が必要だ
と思い込んでいるのです。

以前は私も寝室の天井にシーリングライト
をつけていましたが、
今はスタンドライトの灯りのみで過ごしています。

そうすると必然的に寝室は休むところ、となり
寝る前に、少し本を読んだり、セルフマッサージを
したりして、気持ちよく眠りにつくことができます。

「あるから使う」

というところから、なくてもいいんじゃない?
という目線に切り替えて
家の照明を見直してみるのも楽しいですね。

テーブルの上だけを照らしたり、
部屋の隅や、お気に入りのアートを照らしたり、
観葉植物を照らし、陰影を楽しんだり。
いろんな所を照らして見て、
気に入る灯りを探してみるのはどうでしょう?

Amazonなどでも売っているテープライトを使えば
間接照明も簡単に作ることができます。
私はよく懐中電灯やキャンドルを
いろんな所に置いたり、ぶら下げたりして、
照明器具のシュミレーションをしてから購入します。

もしもあなたが、

なぜか家でリラックスできない
もっと家を快適な空間にしたい

と感じているなら
灯りを見直してみるのも良いかもしれません。

きっと夜の時間がさらに楽しいものになると思います。

最後まで読んでくださって
本当にありがとうございました。
noteでは、私の経験や学びを皆さんと共有し
「仲間と一緒に快適な生活を実現していく」
コミニティをつくって行きたいと思っています。
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#スキしてみて #暮らし #シンプルライフ
#リノベーション #リフォーム

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