その4:身体を鍛え、筋肉をつける
男とは面白いもので、筋肉をつけると自信が付くようである。
これは野生の頃のスピリットが残っているからだろうか。
私は30歳までガリガリだった。身長174cmで60kgあるかないかだった。
初めてまともに運動をしたのは、31歳の直前に合気道を習い始めた時。師範から「君はやせすぎている」とよく言われた。
中学校と高校時代は不登校の時期があって、ちゃんと進級し、受験のために内申点を極力悪くしないようにすることで精一杯の学生生活だった。
そのため部活なんてやっていなかったし、授業が終わった後に運動をする余裕もなかった。
ただ合気道も武道であるため、2年程度コンスタントに続けていると筋肉はついてくる(合気道というと、力を入れないで相手を投げ飛ばす武道というイメージがある人もいると思うが、完全に的を射ている説明ではない)
またジムにも通い、筋トレをするようになった。
私は体質的に筋肉が付きにくい体質ではあったが、徐々に胸も厚くなり、中肉中背程度になった。体重は合気道を始める前に60kgから、65kgに増え、トレーニング前に購入したスーツはすべて着られないほどの体系変化も起きた(シックスパックスにはならなかったけど)。
そうすると面白いもので自分に自信がついてきた。
むろん合気道という武道を学び、強くなったということもあると思う。
ただ医学的に体を鍛えるとテストステロンというホルモンが出て、筋肥大ばかりでなく、精神の安定も手に入れることができるといわれており、太古の昔から男性は体を鍛えると内面から変わっていくのは、医学的なコンセンサスとされている。
※Xを辞めてしまい、最近のはよくわからないのですが、Testosteroneさんが筋肉をつけるメリットをたくさんツイートされています。
身体を鍛える前、自分に自信を持つ前までは相手の何気ない一言で、夜眠れないほどくよくよしたこともあった。だけれど体を鍛えるようになってからはまったく動じなくなった。
また人に嫌われることが苦にならないなった。
だから意見ははっきり言えるようになったし、気が乗らない誘いを断ることもできるようになった。
そしてストレスが少なくなり、日々の生活に好循環を生むようになった。
「体を鍛えることでテストステロンが精神の安定をもたらす」というのは、太古の昔に人間に組み込まれた強力なプログラムなのだと思う。
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