企業アーカイブについての録画講義を行いました

企業アーカイブは「なぜ重要か」「何をすることなのか」ということを説明する機会は業務上多いのですが、先日外部機関から企業アーカイブに関する講義の依頼が入りました。

企業所属の受講が増えている

今回、「日本デジタルアーキビスト資格認定機構」より講義依頼を受けました。営業活動の一環としてのセミナーなどで登壇したことはありましたが、外部機関から正式に講義依頼があったのは初めてのことなので、大変ありがたい話です。

同機構では、名前の通り様々な機関でアーカイブ活動を行う人材(=アーキビスト)の育成と、認定を行う団体なのですが、ここ近年企業所属の受講者が増えてきており、企業におけるアーカイブの実施方法についての問い合わせが増えているとのことです。

これは企業においてもアーカイブの重要性が認知されてきている表れだと感じています。

そこで、企業におけるアーカイブ構築支援を本業としている私に講義依頼のお声掛けをいただきました。
実は私も同機構が認定している「上級デジタルアーキビスト」に認定していただいております。

入門編て、どの程度?

さて、喜んで講義を引き受けてみたものの、何を話せばいいのだろうと悩んでしまいました。

普段話している、企業アーカイブの概念などを説明しようと思い、一回レジュメを事務局に提出しましが、企業アーカイブの概念に関する内容だと、初級の受講者(準デジタルアーキビスト)には難しいかもしれないという意見をいただき、もっと入門編のような軽いスタンスの内容でお願いしますと言われてしまいました。

最初に提出した企業アーカイブの概念説明も、私的には入門編のような内容にしたつもりだったのですが、それが難しすぎるとなると、事務局が望んでいる入門編とは、どこまで簡単にしていいものなのか相当悩みました。

自分が普段やっていることを説明してよ

本講義は有料講座なので、受講者、事務局が満足しなければ、それは良い講義ではありません。
何度か事務局とすり合わせを行った結果、「矢野さんが普段何をやっているのかを紹介してみたら」ということになったので、本講義のタイトルは「アーカイブマネージャーの仕事」として、私が普段どんなことをしているのか、どんな点を意識して企業のアーカイブ構築支援をしているのかを紹介させてもらいました。

具体的な講義内容にご興味がある方は、是非、日本デジタルアーキビスト資格認定機構に問い合わせていただければと思います。

収録講座

今回は事前に講義内容を録画して受講してもらう方式で講義を行いました。

オンラインセミナーが当たり前になった現在では、珍しい方法ではないとは思うのですが、事前収録による講義も初めてである私は、その点でも苦労しました。

対面による講義であれば受講者の反応を見ながら、説明を詳しくしたり、省いたりして調整できるのですが、相手の顔が全く分からない状態での説明はやっぱりやりづらいですし、収録したものを確認してみると、滑舌や言い回しが気になって何度も撮り直したりと、いつまでたっても納得できないということもありました。
そもそも、自分の声がダメすぎる・・・(美声の人がうらやましい)
これも経験と慣れを重ねればなんとかなるのでしょうかね・・・

今回感じたこと、学んだこと

苦労しながらもなんとか収録を終えて、動画を事務局に納めることができました。

今回、講義を引き受けて感じたこと、学んだことは、
・やっぱりアーカイブは説明が難しい
・でも、企業におけるアーカイブのニーズはある
・収録講義の難しさと、対面講義よりも収録講義のほうが良い点もある
  ということを知ることができました。

特に動画を収録するというのは、良い経験になったので、もう少し上手くすることができれば、youtubeでアーカイブに関する動画を配信してみるのも面白いかなと思いました。
(需要があるのかわかりませんが・・・)

ということで、この記事をご覧の皆さんの中で、もしご興味がある方いらっしゃいましたら、是非講義依頼や、案件相談などお待ちしております!

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