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大腸がん手術の旅記録④~外来受診の日~


前回の記事はこちら




いよいよ外来受診

がん研有明病院は、基本的には紹介状が必要です。
そして、予約制なので、
私も電話で事前に予約をし、
予約時間に紹介状や資料をもって10月26日受診しました。

詳しくは、こちら。とても分かりやすく書いてくれています。



コロナの感染防止の観点から、
受診には患者さん一人に対して付き添いは一人なので、
わたしは主人と外来受診しました。
入口では一人ずつ検温とアルコール手指消毒をします。

病院の印象


入ったとたん大きな吹き抜けになっているからか、
とても明るい印象でした。


ひとりずつ昔のPHSのような機械をもって、
呼び出しなどはすべてこちらに連絡が来るので、
病院内のタリーズにぎりぎりまで過ごせるのは、
とても快適だなぁと感じました^^


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がん研病院なので、そこにいらっしゃる方は、
私と同じようにどこかの臓器のがんを今もっていたり、
過去もっていたり、疑いだったりするのだなぁ。。。と
なんだか不思議。

だからこそ、がんに特化した情報がいたるところにあるわけで、
医療用のかつらのこと、
がんになったけれど復職したい人のサポートのこと、
がんの治療の本、などなど。。

知りたい情報が入りやすくなっているんだなぁと
患者としてとても助かるなと感じました。
何かあったら聞ける、調べられるって
安心です^^



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はじめまして



待合室、そして診察室へ。
気難しい感じの先生じゃなく、助かりました笑。

実は、もうこの日の記憶消えてしまっていて^^

何を話したのか忘れています。

ここに来る経緯を話して、
手術の日時を決めて、入院の日が決まって。
今後の検査の話や入院手続きなど。
そんな話だった気がします汗



入院までの検査


・採血

・胸腹部レントゲン

・呼吸機能検査(全身麻酔の手術なので、肺活量などを調べます)

・心電図(安静時・3分間なだらかな坂を早歩きした後の心電図)
  この早歩きって結構しんどくて、歩きなれてる私でも息きれました笑

・胸腹部CT(造影剤を血管から入れて撮影します)・・別日(10月28日)
  造影剤が血管に沿って流れる感じ(熱い血が流れる感じ)がわかるのが
  ちょっと変な気分でした

・大腸内視鏡(鎮静剤で眠らせて)・・別日(10月30日)
  ああ、まさかの入院前にもう一度笑。
  前日夜に下剤を飲み、病院行く途中トイレにかけこむこと3,4回。
  当日2リットルほどのポカリスエットのようなものを飲みます。
  (おうちで飲んでくる方法もあります。私は病院で飲むことに)
  何回もトイレに行き、お尻が痛くなりながら腸をきれいにします汗
  私は、なかなかきれいにならず、プラス500ミリリットル飲みました笑



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検査結果は1週間後に


なぜこんなに検査をするのかって、
がんの状態、
手術を受けられる全身状態をチェックするのはもちろん、
なんといっても転移があるかどうかです。

11月2日の外来では、
他の臓器に転移は認められないということ、
そして、ステージⅡの筋膜までの上行結腸がんということ、
なので、腹腔鏡でおなかを切らずに4か所の穴をあけて、
がんとそして周りのリンパ節まで大きく切り取りますと告げられました。


主人は、転移がなくてホッとしていましたが、
わたし自身は、手術でおなかをあけて見てみないと
本当のところはわからないと
思っていたので、あんまり喜ぶわけでもなく、またしても結構冷静^^


運がいいわたし


前後しますが、初めてがん研有明病院に行ったとき、
この写真を見つけました。
富士山を撮るフォト友関口陽子ちゃんの作品。


彼女はこの病院で看護師として働き、
そして病院の写真部として活動もしています。
以前外来に写真を飾ってるという投稿をみていたので、
もしかしたらと、思っていたのです。


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この作品は、デジタルでは他の場所で見ていたのですが
印刷で見たいなぁと思っていたので
うれしくてうれしくて♡
(もちろん病院なので患者さん・付き添いの家族・職場の方々に向けてなのです)

そして、優しさと凛という強さをもった彼女や仲間の作品に
たくさんの方が癒され、元気をもらい、
こうして救われていることに改めて患者として実感しました。


この写真を送って、大腸がんで手術することになったことを
メッセージしたところ、びっくりして電話してきてくれました。

そして、驚いたことに、
私の予定していた日が勤務日だったことが判明♪♪

『あやちゃんさえ良ければ、私、手術担当になろうか?』

という涙が出るうれしい一言をかけてもらったので、
わたしの手術への不安はかなり軽くなったのでした。




さぁ、いよいよ旅は入院へ入ります☆
まだまだ運がいいわたしは、健在です♡















  
 

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