シンフォニックブルータルデスメタル界において最強のバンド
最近ずっと気になってたのに手を出せなかった
真・女神転生Journey というDSのゲームに手を出して見たんです。
なんというか真・女神転生シリーズってそれこそ中学生くらいかな?友人のお兄さんがやってて
妙にリアルな描写というか、何処か不気味でシュールなイメージが強くて子供の僕には少し刺激が強くて
今となってみたらそんな描写がぐっと刺さっちゃって
それと最初のステージのダンジョンBGM
男性のバリトンのオーケストラの声が何処となくシンフォニックメタルっぽくて
これ聴いてるとついFleshgod 聴きたくなっちゃって
今日はずっとこれ聴いてたからレビューでもしようかな?
イタリア産のシンフォニックブルータルデスメタルバンドであるFleshgod Apocalypse
メンバーはギターボーカルの フランチェスコパオリ
ソプラノボーカルの ヴェロニカボルダッチ
リードギターの ファビオ バルトレッテ
ベースコーラスの パオロ ロッシ
ピアノの フランチェスコ フェリーニ
ドラムの ユージン リャブチェンコ
の6人編成のバンドです
オーケストラとオペラが特徴的なバンドでしたが
結成当初は純粋なブルデスバンドでMafiaやOracle等ではそういったアプローチが一切無くストレートなブルデス路線でした。
シンフォニック路線へ移行したのはニュークリアブラストへレーベルを移した一作目
Agonyからなんです。
The ViolationのMVが公開された時のメタラーの反応はそれこそ凄まじかったですね!
弦から火を吹きそうな程のトレモロリフで、ヤワなピックじゃ直ぐに削れて使い物になりませんよ!?って曲ですw
僕のFleshgod記念すべき一枚目は「Labyrinth」だった。忘れもしない。
シンフォニックといえば僕の中ではDimmu borgirだったんだけど、コイツを聴いたらもうね予想を遥かに超える作品で
それこそ目玉が飛び出るかと思うほど衝撃を受けました。
Kingbornの怪しい吐息から徐々に展開されていく謎のノイズを追いかけながら、扉が開く音と共に迷宮へと足を踏み入れる音
オペラの声がフェードインしていき一気にオーケストラが展開されたと思えば、見事なまでの音の壁に埋もれ、曲間がないほど埋め尽くされるブラストビートに強烈なトレモロリフ
僕はね初めて聴いて泣きましたよw
人間感動を通り越すと涙が出るんですね…
頭が完全におかしくなっているのに更に脳みそをぐちゃぐちゃに掻き回される様な
とんでもねえアルバムに出会っちまった
おかしくなった頭でもそれくらいは認識できている。やばすぎる。それしか言えなかった。
ハモンドオルガンの伴奏から始まるMinotaurや
Elegy等兎に角飛び道具的に演奏するオルガン奏者のセンスの良さ
キーボードではなく敢えてオルガンを演奏しているというのも渋くてかっこいいです。
Towards the sunのイントロなんてもはや巨大なチェーンソーが迫って来そうな程の切れまくったリフ。Warpledgeでは美しいツインリードまで魅せただのブルデスではないメロディアスさも持ち合わせている
そして僕が愛してやまない曲
一生このバンドについていくと誓った曲
Pathfinder
まるで悪魔の帝王でも降臨してきそうなほどのオーケストラのドラマテックさ!相変わらずドドドドしているドラムにギャロップ気味で刻むギターリフに加えて、甲高いオペラの声がより映える
曲の中盤に聞ける泣きのメロディーがとてつもなく美しく悲しい。
Fleshgodが来日するなら死んでも見に行くと心に誓いました!Pathfinderやってくれたら多分興奮のあまり倒れるでしょうね
The Fall of Asterionでは迷宮に迷い込み半分諦めてしまいそうな、ねっとりとした曲で
絶望と悲しみと怒りとが混在したような様々な感情が渦巻いている様な曲
異様なほどにブチギレた声が時折入って来たり
もうここまで来ると理由がわからないですねw
美しくも怪しいアコースティックの音色に包まれて息絶える主人公を描いているように
悲しき最後を迎えたと思わせておいて
まだ苦しみを与えて来るんですねーw
しかし何処までも美しい。中盤に聞けるバイオリン旋律が何処となく太陽と戦慄を思い起こさせてくれる様な気がします!しかしこれしっかりと曲名がPrologueなんですよねw終わりではなくもはや今から始まるのかいってツッコんじゃってましたw
からのEpilogue こちらもオペラの声が美しくも急に声が高くなり少し不気味に聞こえますが
彼女の存在は明らかにこのバンドの存在感をひと味もふた味も底上げしたような感じですね!
中盤のオルガンとバイオリンの静粛なパートがいいです!
Under black sailsで終焉を迎えるのですが、ちょっと後半になると少しダレますねw
ドイツも同じくらい素晴しい曲ばかりで、次々と脂っこいものが運ばれて来るような、そんな胸焼け決定みたいに濃厚すぎるラストです
イントロのオーケストラが最後にまたリフレインしていき、迷宮のど真ん中で息絶える主人公を描いているような。絶望から開放され天に召していく様だな言いますか
ラストの曲Labyrinthではもはや全てを諦め、死を悟り静かにこの世を去っていくようなサウンドですね
一枚でもはや凄まじい情報量で
普通に聴いてたら処理しきれんって話なんだけど
なんだかんだ純ブルデス時代もかっこいいんだよな
それこそオーケストラがないので楽器隊の音が鮮明に聴こえて、ザ ブルデスといったサウンド何だけど、でもまぁマジモンのブルデス界隈ではまだメロディアスな方だよな~。マジのマジはメロディなんて皆無だもんw下手すりゃただの音の壁。ひたすらゴオゴオいう声に、トトトトト言うブラストにトレモロギターにユニゾンするベース。
このバンド初期は一応ブルデスにカテゴライズされるけど、テクデスでもあるんだよね
今日の作業中のBGMは当にMafiaをずっと流してたけど、あれ?シンフォニック路線よりも好きかもしんないって思っちゃったw
シンフォニックは流石に耳が疲れる。Mafiaはまだ耐えれるんだよな(普通の人からすれば理解出来ないレベルの話だろう)それと当たり前だがオーケストラに埋もれている楽器の音がより全面に出ていてダイナミックス差があるんだ
よってギターのリフにフォーカスすることが出来るので良いリフだななんて聴いてるんだけど
中々のリフメイカーじゃない?このバンド
ちょっと初期の頃のサウンドにもハマっちゃった!
一応Kingまで聴いたんだけど
KingはAgonyあたりのサウンドを期待すると少し違う感がありました。
それこそThe Violationあたりのサウンド、ファストさを期待するとあれってなるんだよね。
どちらかと言うとオーケストラがメインでメタルはその次でって感じさえも思えてくる
これは完全に個人の主観だけど、間違いなくKingから入ると想像してたサウンドは感じられないだろう。
だから、あーそうそうこれって思いたいなら間違いなくAgonyから入ってくれ
僕はKingも大好きだが、それは過去のFleshgodを聴いてきたから、こういうアルバムもあってもいいなと思えるわけで所見ではやっぱりAgonyかLabyrinthから入るといいです
情熱的なイタリアが産んだ最強のデスメタルバンド、如何だったでしょうか?
間違いなく聴いて損する事は先ずありませんよ?
もしこのブログを見て気になった方は、今すぐレコード屋へ走りましょう!!
きっと世界がぐんと広がるはずですから…
ではまたー
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