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「生活費を稼ぐので精一杯」の現状を変えるため、得るべき最大の体験価値は?

わが家を「ギルドハウス十日町」として開放してから5年。そのあいだに70名を超える住人たちと共同生活を営んできました。

彼ら・彼女らの過ごし方はさまざまです。


さてさて。
本題に入る前に、ちょっとした前置きです。


というのは、一般的な賃貸物件だと家賃だけで5万円以上かかりますよね。さらに食費・光熱費・ネット代も足したら10万円以上が必要なはず。ですがギルドハウス十日町ではそれらすべて込みで毎月25,000円が目安です。

単純計算で言えば、毎月75,000円以上が浮きますね。


はい、前置きは以上です。

だんだんと本題に入りましょう。


最近、とある住人がほとんど姿を見せないことが話題になりました。

話題というほどでもないですね。
ちょくちょく小耳に挟んだくらいでしょうか。

話題にする理由は、心配なのか、最低限の連絡が欲しいのか、あまり興味ないけど姿を見ないので不思議がっているだけなのか、よくわかりません。

ですが、なんとなく気持ちはわかります。

わたしも気にはなります。

どうしているのかなあ、事故とか起こしていないよなあ、とか。


ですが、70名以上の住人たちを過去5年ほど見てきたわたしから言わせれば、生活費25,000円にもかかわらず週5で働き、昼と夜にギルドハウス十日町でごはんをしっかり食べている住人のほうが珍しいんです。

住人たちは、ギルドハウス十日町という特殊な環境でこそ得られる、いろんな体験価値を味わっていると思います。

わたしも、住人それぞれが好きなように行動できる、そんな環境を作っているつもりです。


だから、彼ら・彼女らの過ごし方はさまざま。数日どこでどうしているかわからなくても、それがむしろ嬉しく感じます。

数日後ひょこっと帰ってきて「こんなことがありました!」とか、いろいろ聞けるのが楽しみですね。

さらにギルドハウス十日町つながりのご縁で貴重な体験をしてきたことがわかったら、なお嬉しいです。


ギルドハウス十日町が与える最大の体験価値。

それは生活費の安さと思われがちですが、なによりも「時間」だと思っています。

それまで一人で家賃や食費など15万円~20万円以上を稼がなければ生活できなかったとして、その必要がなくなったとき、あなたは自分のためにどんなふうに時間を使いますか?


これからもわたしは、自分の時間を取り戻すためにギルドハウス十日町にやってきた彼ら・彼女ら《冒険者》の挑戦を、そっと暖かく見守っていきたいと思います。


ま、でも、不在が長びくようなら連絡たまに欲しいかな(笑)。

よかったらサポートをお願いします。もしくはギルドハウス十日町へ遊びにいらしていただければうれしいです。