原 久美子のレギュラー番組『Wスポット』について。

『Wスポット』は、1994年～1998年まで関西テレビで放送されていた深夜のバラエティ番組である。クリエイターズユニオンの西中由美と関西テレビの喜多 隆がプロデューサーを務め、基本的にはお色気番組ではなくバラエティ番組に分類される。

初回放送で水着姿を披露した原 久美子

「さまざまな情報を色々な角度からスポットを当てる」をコンセプトに掲げる内容で原 久美子が進行役を務めた。原は毎回セクシーな衣装でゲスト出演者からの質問を無視して彼女たちに無茶な振りをするなどのスタイルに加え、「笑わない先生キャラ」という設定で出演し、人気を得た。

笑わない先生キャラとして出演していた原 久美子

ヒンズースクワット、足ツボマッサージ、体育の授業といったコーナーが定番となっており、ゲストは主にグラビアアイドルやAV女優、女性アイドル、女優といった女性タレントが中心だった。全218回放送され、最終回では過去の内容の傑作選が放送された。

番組で放送されていたワンシーン

関西での放送だったため、関東圏では知名度が低くマイナーな番組ではあるが、当時の視聴者の中には現在でも「原 久美子と言えばWスポット」という印象を持っている人も多い。テレビ東京の「ギルガメッシュNIGHT」やテレビ朝日の「トゥナイト2」などに比べるとそこまで過激な内容ではなかったため、お色気番組というよりかは健康的でソフトなエロ（エロさは控えめ）を含む通常のバラエティ番組と見る方がより正確である。