人はいつ大人になるのか
私はもう大人になったのか? そんな疑問が15歳になった頃からふとした時に頭をよぎっている。今のところの自分の考えでは、半分イエス、半分ノオ。だがきっかり半分ではない。常に変動している。さなぎから蝶が出てくるように一度に変わってしまうのではなく、人はいくつかのことをきっかけにしてゆっくりゆっくり、少しずつ大人になるから。
変化のさなかにある、今書いておかないと忘れていってしまう気がする。
今のところ考えるファクター
(『海辺のカフカ』でいう)「砂嵐」をくぐり抜けたとき。
心がズタボロになって、それでも立ち直って、どこか新しい自分になったとき(脱皮と似ている)。
人が一人で生きていけないと知ったとき。
自分の弱さを知ったとき。
大切な思い出が、思い出したくない程辛い思いと同時に消えてしまったとき。
やさしさを身に着けたとき。
本当の幸せを知ったとき。
当たり前が当たり前でないと知ったとき。
妥協することや諦めることを覚えたとき。
繊細さを捨て、図太くなったとき。
泣きたくても泣けなくなったとき。
傷つきにくく、痛みに対して鈍くなったとき。
溢れんばかりだったエネルギーが限界を知り始めたとき。
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