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なぜIPOを目指すのか-創業2年目の決断

赤裸々に明かします

弊社は2014年12月に創業し、現在(2022年)で8期目。
WEBを軸に広告やメディアと事業展開しており、もちろんIPO準備も粛々と進めております。
弊社では「ITベンチャーだしIPOしとく?」という軽いものじゃなく、意外と真剣にIPOについて考えた結果、目指す事となりました。
その経緯や理由を赤裸々に書こうと思います。
※関係者の皆様。書いちゃダメだったら消すので言ってください

IPOを決めた経緯

弊社では実は第2期からIPOを考えていました。
親会社があるならまだしも、1から創業した会社では相当イケイケでないと考えないスピード感です。

あ、そもそもIPOって何かわからない人が居るかもしれないので簡単に説明すると…
IPOとはInitial Public Offeringの略で「新規公開株」や「新規上場株式」の事です。具体的には東京証券取引所など株式市場に上場し、株を投資家などに売り出しし、W-ENDLESS株を誰でも取引ができるようにする事を言います。逆に今の弊社は未公開企業。弊社の株は株式市場では売買できません。なので投資家がいても買ってくれない(投資してくれない)んですね。

で、創業2期目の2017年初旬。
まだまだ創業期で耳くそほどの十数人の会社。第1期決算で売上は1.2億円まで伸びましたがまだまだ利益も少ない超弱小企業。どベンチャー。
事業拡大のために投資をしたいが、銀行が大きな額を貸してくれるはずもない。
えぇ。正直自分が大金持ちでも第2期目のW-ENDLESSには億単位のお金を貸す勇気はありませんでした。

当時はいわゆるデジタルマーケティング事業しか行っていませんでした。
ただ、WEB広告が伸びだして、特に美容系の広告が得意な事もあってEコマースを自社ですれば拡大できる、またSEOもクライアント様のお仕事でノウハウを蓄積していたのでアフィリエイトメディアをすれば拡大できる、更にもっと大きな投資をすれば確実に事業を拡大できる、そう直感で感じたわけです。
1日でも早く「歴史へ残る企業」へ、スピード感を持って成長するために、より会社を大きくする事を考えた時に、資金調達手段の1つとしてIPOを考えました。
お金さえあれば、確実に会社を大きくできる!そう考えていました。

IPOを「したい」のではなく「するしかない」

よくあるベンチャー社長は、創業者利益を狙ったりブランド力向上のため「IPOしたい」という思いから準備を始めるのが多いです。
いわゆる上場ゴールですが、これで準備すると上場した後何すんの?となります。IPO後に株価がじゃんじゃん下がっていく会社も結構ありますね。
ですが、弊社では「IPOしたい」と思った事はありません。
いや「IPOしたい」と思った事はありますが、あくまでもやったことがないからという事での興味はありました。
しかし、IPOを目指す理由として大半を占めるのはミッション遂行のためにIPOを"するしかない"と考えています。

正直、IPOの準備って業務のスピード感も落ちますし成長も鈍化します。規定に縛られて動けなくなりますし、監査法人報酬など管理コストも膨大にかかります。なので「IPOしたい」という気持ちだけで突き進むと正直メリットはありません。
VCやエンジェル投資家から出資してもらって事業投資し拡大するほうが遥かに楽です。

では弊社のミッションとは…

「歴史に残る企業をへ」を達成するために

弊社のミッションは「歴史に残る企業をへ」です。
WEBを通じて無限の可能性を生み出し続けることが我々のミッションで、具体的ではないですが必ず実現するため本気で考え動いています。

では、このミッションを達成するために、何をすべきか
WEBを通じて無限の可能性を生み出し続けるためには、事業拡大はマストです。
では、具体的に事業拡大をするためには何が必要か?を考えますと、今のデジタルマーケティング領域(BtoB)では限界があると考えています。
WEBメディアは好調ですが、爆発的に拡大するかというとビジネスモデル的に難しい(ダメという意味でなく、もっと大きな視野から見た時の話です)
もちろん事業展開していたFind事業やD2C事業は飛躍する可能性がありましたので本気で取り掛かかっておりましたが、歴史に残るレベルで拡大するには、巷でよく言われているスマホの次へ投資するぐらいの覚悟がないと歴史に残るような企業になれないと本気で思います。

さて話は少しズレますが、W-ENDLESSの社名の由来でもある「World Wide Web」
いわゆるインターネットですが、商業利用されたのがだいたい1990年頃。
インターネットが普及した事で世の中の全てが変わりました。
新しい雇用。新しいサービス。人々の生活が根本から変わったんですね。
まさにイノベーション。
そして次のイノベーションが2007年のiPhone発売。
スマホが爆発的に普及しました。
スマホが出来て、これまた人々の生活に改革が起きました。
新しいサービスも増えましたし連絡手段も今まで想像できなかったし便利さが手に入りました。働き方もプライベートも全て変わりました。
これも大きなイノベーションですね。
こう見ると、世の中を根本から変えるイノベーションは20年かからない単位で起きているんですね。
で、話を戻すと、次のイノベーションが起きた時に一気に投資すれば、我々のミッションに一歩近づくんじゃないかと考えました。

次のイノベーションはいつ来てもおかしくありません。
次を逃すと、また10年以上待たなければなりません。
そのチャンスが巡ってきた時に、すぐに動ける準備をしておく必要があります。
※自社でイノベーションを起こすサービスを開発できるレベルでもないですし…

では、次のイノベーションが起きたとき、スマホの次へ投資するために、何が必要か?

投資といっても、スマホの次レベルのイノベーションを起こすサービスへの投資となると、数億単位では全く意味がないと思います。
数十億、数百億レベルの投資をしないと絶対成功しないですし、逆にしっかり計画した上で投資すると、成功できると確信しています。
ただ、現実的に今の当社に銀行が数十億、数百億というお金を貸してくれるはずがありません。
では、数百億という資金をどう調達するか?となりますよね。
もちろん自己資金でできればいいですが、資金が貯まるまで待っていられない。かと言って書いたとおり銀行が貸してくれるはずもありません。

結果として、株式市場から集めるしかない=資金調達手段の1つとして、IPOを"するしかない"という結論に至り、そしてIPOをする準備を始めました。
そして、そこをクリアして次のイノベーションの波にのれたら、ミッションである「歴史に残る企業」への第一歩になると信じています。

ところで、頑張ってIPOをすると、どうなるか?

簡単に書きますが、IPOをする事のメリットは
1.資金調達
2.優秀な人財を確保できる
3.働くみんなのステータスがアップできる
大きくこの3点かと考えています。
単に攻めの投資をするだけでは意味がありません。
上場企業となると良い人材が集まりますので、しっかりと人財として育てる事で結果、事業拡大に繋がると考えています。
良い人が入って育って、その人が次に入ってきた人を育てて…という好循環ですね。
これから家を買うスタッフもいると思いますが住宅ローンの審査が楽になりますし条件も良くなります。世の中に4,000社も無い上場企業の1つに勤めている事は周りからの信用も上がります。

さらに働くスタッフにとって一番大きいのは、IPOした瞬間を体験できる、IPOに携わるという経験です。これは人生でほとんどの人が味わえない事だと思います。
上場している企業に勤めている人がたくさん居ますし、上場企業に転職すれば同じような信用を得れますので、そう難しい事ではないと思います。
しかしIPOを体験するというのは、毎年全国で100社もなく、その瞬間に関わるというのは非常に貴重かつレアな事です。

ですので会社のため、働くスタッフのために必ずIPOを実現させたい。
そう思い、創業2期目にIPOを目指す事となりました。

弊社は単にIPOをしたい、という事ではなく、弊社のミッションクリアのためにIPOを「しなければならない」という事は分かっていただけたかと思います。これは私利私欲でもなく自己満足でもなく歴史に残る会社を創るのに必要な、あくまでも1ステップという事です。

長くなりましたが、弊社がなぜIPOをしようとしているか?は解っていただけたかと思います。
未だ実現できておりませんが、絶対に実現しミッション達成できるよう全社突き進みます。

弊社ではアライアンスやM&Aを積極的に進めておりますので、ご興味のある方はご連絡ください。

また新卒も大募集中!弊社に興味がある学生の方は、是非お話だけでもお聞きください!

少しの間は、この先IPOを目指し準備を進めた中での苦労話、諦めかけた話とか赤裸々に明かしていきますので、是非フォローお願いします。

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