『星』

君があの日飲み込んだ
星々を手に入れたくて
僕は君の体内へ潜った
君の中はあたたかくて
まるで胎児かのごとく
僕は原点回帰したんだ
君がとても愛おしいよ
君を求める僕の両手は
白くて細い頼りない手
その手は震えていたよ
君の本名が刻まれた心
簡単に忘れるなんてね
そんなの無理なんだよ

この記事が参加している募集

#眠れない夜に

69,315件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?