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Root(根)と更年について

ホットフラッシュ(突然の発汗)や、
月経の不順、些細なことでイライラしたり落ち込んだり
ホルモンバランスの乱れによって心身に変化があらわれる時期のことを
一般に「更年期」と呼びます。

特に症状を感じない場合もあるので
全ての人が不調を経験するとも言えず
個人差も大きいと思いますが
男女ともに、40代後半〜50代辺りの時期に経験することが多く、
女性の場合、閉経前後の合計約10年程と言われています。

とりわけ、何らかの症状が強く出やすい時期が
閉経の前後2年(計4年)くらいなのかな、というのが
私自身の体感です。

2、3年前からたびたび頭痛がするようになり
昨年あたりからホットフラッシュ(発汗)が
始まったり、動悸やめまいが出た時期もあったのですが、
昨年から信頼する鍼灸の先生に毎月診ていただけていることもあって、
今はずいぶんと楽になった気がします。
全ての不調がホルモンバランスの乱れによるものとは言えないけれど
数年前からたしかに体の変化は始まっていました。

月経が終わりを迎え
それが心身の不調を伴うこともあり、
いわゆる
" Midlife crisis(ミッドライフ・クライシス)"
「中年の危機(何やらすごい言葉ですが…)」
の時期にも重なって
良くないイメージを持つこともあるかもしれません。

でも、本当のところ、
「更年」は

「更(さら)」になる
「生まれ変わる」時期 です。


7年の周期

自然の一部である私たち人間もまた、
自然環境と同じく一定のバイオリズムを持っています。
インド哲学をはじめとする様々な周期説がある中の一つ、
7年周期と主要な7つのチャクラとの関わりについて
少し触れてみたいと思います。

(以下7年周期についての引用です。ご参考まで)

ー 7年周期の理解と基礎 ー
(パトリシア・マーシア著 ”チャクラバイブル”より)

0−7/
50−56歳   第1(Root  根底)


8−14/
57−63歳   第2(Sacral  仙骨)

15−21/   
64ー70歳   第3(Solar Plexus  太陽神経叢)

22−28/
71ー77歳   第4(Heart  心臓)

29ー35/
78−84歳   第5(Throat  咽頭)

36−42/
85−91歳   第6(Brow  額)

43−49/   第7(Crown  王冠)
92−98歳

(以上)


この7年周期の考え方は
私たちが7年刻みでそれぞれの時期特有の経験から学び、
肉体的、精神的、そして霊的成長を果たすことを意味しています。

Root Chakra(ルートチャクラ) についてみると、
その成長のための課題を与えられる年齢は
0−7歳と、50−56歳
課題は
「自らの足で立ち、根をはること」

50−56歳という年齢はちょうど更年の時期に重なると同時に、
「0−7歳の子供だった頃に一度成長の機会を与えられた課題に対して
再び向き合うタイミング」であり、
また
「その頃の経験の中に今の自分を超えるために必要な気づきがある」
ということでもあると私は考えます。

Root Chakra はちなみに
「尾骨」(背骨の一番下)辺りに位置し、
土台となる「脚・足」
体の軸となる「脊椎」「骨盤」
生命維持に不可欠なホルモンを作る「副腎」
新たな命を生み出す「性ホルモン」
その他、血液、骨、神経系などにも関わっています。


変化の波

更年期のことを
英語で "The Change(チェンジ)”
と表現するそうです。

50歳前後というと、体調の節目だけでなく
家族や仕事など自分を取り巻く環境や立場にも変化が訪れやすく
何かと揺れ動くことが多い時期です。

更年は
「さなぎから蝶に生まれ変わる」様子にも例えられ、
単なる「変化」ではなく
すべてが一旦分解されて ゼロに戻り、生まれ変わるような
ある種の「変容」だという見方もあります。
たとえそれが誰の目にも映らない内的なものであったとしても、
この時期の変化にはそれ程大きな意味があるのかもしれません。

そういえば、
ホットフラッシュは「過去の記憶」を 汗として体の外に出しているのだ
という話を、聞いたことがありますが
体内の水と一緒に記憶を入れ替えようとしているようにも感じます。

何の不調もなく更年の時期を終えられたら、
すばらしいことだと思います。
いつの間にか終わっていたということもあるかもしれないです。
でも、
もし不調があったり変化の必要を感じているのに
ただ通り過ぎてしまっているとしたら、どうでしょう。

更年期の周辺は、どうしても心身の弱い部分や
長年の考え方のクセが目立ちやすくなってきます。
身体が低調だったり、心の敏感さが過ぎてしまったり
何かしらアンバランスさや、違和感を覚えていたら
この時期をどう捉え、どう過ごすかで
この先の在り方が大きく変わってくると思うのです。


新たなサイクル

ここ数年 私たちを取り巻く流れが大きく変わりつつあり、
変化を余儀なくされた方も多いはず。
加えて心身のリズムも乱れてくれば、
揺れ動くのも不思議ではありません。

もし、何か停滞感があったり心身に不調和があるとしたら、
長年の無意識の「頑なさ」や「こだわり」のようなものが
詰まりとなって流れを留めてはいないでしょうか。

自分や周りに対して勝手に思い込んできたこと、
そうすることで守っているつもりになっていたもの。
我の強い私は、思い当たることがありすぎます。

更年とは
それらの詰まりに気づき、手放すようにと
あちこちから扉をノックされる時期。
そう捉えてみると
心身の変化も
身に起こるさまざまな出来事も、
自分の在り方を自覚し、新たなサイクルに移行していく転機として
今までとは違う視点で受けとめられるようになるかもしれません。

WELT
Root Reading October 
Root Reading November



























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