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WELLSPRINGの作り方 1

WELLSPRING代表の井川です。
2007年にオープンして今年で13年目に突入します。
貯金0、大阪の実家を借金の担保に、1300万を借入し、27歳の時に大阪から単身石川県に移住し観光でも来たことが無かった初めての地でお店をオープンしました。
それから毎日たくさんの文章を自分の為、スタッフの為に書いてきました。

僕のコラムではWELLSPRINGの作り方と題して、今まで自分の心に問いかけたこと、スタッフに伝えたこと、将来の目標などなど様々な文章を備忘録的に皆さんと共有していきたいと思います。
思った時にメモした断片的な文章だったり、時系列がバラバラになっていますが、
がむしゃらにもがき苦しみながら綴ったいつかの文章が、少しでも今の誰かの自信になったり、支えになれば嬉しいです。
悩みの先にある何かを僕と一緒に見つけましょう!

2019/2/11
各スタッフへ

生活の孤独と繰り返す借金の毎日に自信を無くしていた創業間もない頃を思い出す。

家具を買ってくれたお客さんが「ちゃんとご飯食べてるかぁ?」って突然昼ごろお店に来て、定食屋さんに連れて行ってくれて、日々のことと嬉しさとで「ありがとうございますっ」て泣きながら定食を食べたあの日のこと。
その頃を思い出したらほんとに沢山の思い出がでてきます。
僕のWELLSPRINGに対する愛着は、ただ家具や雑貨を販売していただけじゃなく、辛かった時期の最高の思い出と共にあるからこそ、このお店の事が大好きなんだと最近思います。

僕たちはいろんな生活のニーズに応える仕事をしながら、日々、売り上げというプレッシャーがかかります。
必死にもがきながらもインテリアの商品を販売するだけでは、いつまでもそのプレッシャーから解放されないんだろうと最近思います。
お客さんが商品を買った後に初めてWELLSPRINGの商品との生活が始まる。
毎日の生活の近くにある商品を販売しているからこそ、使い続ける生活の中にいい思い出がないと僕たちの商品も本当にいい!ということに繋がらないんじゃないかな。
僕たちは物を販売するだけじゃなく、笑顔で使い続けることのできる環境も一緒に販売してこそ、本当にいい商品を提供していることに繋がると思います。

なかなかすぐに完璧にはできないですが、お店でやっているダンボールを使ったイベントやみんなの接客、お店のディスプレイなどを通じて商品を買っていただいたその先の笑顔まで、一緒に販売していけるようにこれからも考えていこう。

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