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聞く技術

フリーライティングの本、「自分の声で書く技術」の読書会に参加して書くことへの意欲が掻き立てられたので、今日も下書きに溜めていた投稿をしたいと思います。

本著はこれまで2万5千人以上の話を聞いてきた宮本さんのインタビューの極意が詰まった一冊です。

この本を読み、新規事業検証でインタビューをする中で感じて来たモヤモヤやこれでいいのか?という感覚を少しずつ解消することができました。

冒頭は宮本さんがインタビューの可能性をお話しされているこちらの一節。

自分自身は色を発しなくても、鮮やかな色を放つ人に話を聞いて表現していく。
自分一人では、表現できる量も質も限界がありますが、外の世界には、そこにいる人の数だけ物語があります。

聞く技術
インタビュイーからの賞賛コメント

聞く側も聞かれる側もこれだけ満足度の高いインタビューってすごいです。

それではこれから、本の中で特に印象に残った箇所を紹介していきます。

最初の5分で目的を丁寧に伝える

相手に話したいと思ってもらう、信頼を得る為に熱意をしっかりと伝えていくことが大切です。
相手の人の話してくれる温度感や本気度が変わってきます。

感情ではなく情感を伝える

例えば、創業当時の気持ちは?と聞くのではなく、当時の創業メンバーの数やオフィスの状況などの環境を聞いていきます。
その時の目線や状況を聞く中で当時をよりリアルに把握することができます。

・掘る、つなげる、転がす、渡す

掘る:どのような?と深掘る

つなげる:話の時系列から共通点を導く

転がす:それは別のシーンでもありましたか?と広げる

渡す:当時の自分に声をかけるなら?今の若手に言いたいことは?などマイクを渡す

というこの4つを用いてインタビューの内容を発展させていきます。

・自分なりの解釈を伝える

抽象化して伝えてみるなど、インタビュアーが感じたことを伝えてみます。
もし間違っていても微妙な違いなど、さらに深いコメントが得られる可能性があるので有効です。

・オンライン特有の注意点

相槌は大きくゆっくりうなづき、声は控えるようにする。相手の声を潰してしまうことがあるからということ。(確かに!)

他にも事前準備の仕方やメモの取り方など、幅広い内容が記載されています。

何より、宮本さんご自身の「聞くはサステナブルな自己表現技術」いう捉え方やインタビューという行為自体を、大切にされていることを強く感じる一冊でした。

聞くということをもう少し豊かに深めてみたくなります。

本日は「聞く技術」のご紹介でした!
もしご興味のある方は是非、本を手に取ってみて下さい。 

最後までお読みいただきありがとうございました。 

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